難聴などの聴覚障害を抱えながら仕事している方の中には、うまく付き合いながら理想の職場で働いている方もいらっしゃれば、悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、聞こえづらい、コミュニケーションが取りづらい、疲れやすいなど、障害による特有の悩みを感じることはありませんか?

そんなときは、同じように難聴を抱えながら仕事をしている方々の声に耳を傾けてみませんか?今回のコラムでは136人の方のアンケートをもとに

・どのようなことに悩み、どのように解決しているのか
・仕事探しはどのように行ったのか

といったアドバイスをご紹介していきます。
仕事との向き合い方や職場について悩むことや不安に感じることがある方は、ぜひ寄せられた声を、解決のヒントとして役立ていただけますと幸いです。

目次

  1. 難聴・聴覚障害とは
  2. 難聴の特性による仕事の悩みと対策
  3. 難聴の方が職場で抱える悩みとその対策
  4. 転職や就活では難聴をオープンにするかクローズにするか
  5. 転職や就活の参考に、難聴の方におすすめの企業・業界・職種
  6. 求人の見つけ方
  7. 企業情報の集め方
  8. 最後に

1.難聴・聴覚障害とは

【難聴・聴覚障害とは】

音が聞こえない、または聞こえにくい状態を聴覚障害といいます。
音の大きさをデシベル(dB)という単位で表します。医学的には25dB以上の大きさの音で、ようやく聞こえる場合に、聴覚障害といいます。
生まれつきの場合病気、事故などで生じる場合や加齢による場合などがあります。
障害部位で、伝音難聴、感音難聴とこの両方がある混合難聴に分けられます。
中耳までに障害がある場合を伝音難聴といい、音が小さく聞こえます。内耳以降に障害がある場合を感音難聴といい、音が小さく、歪んだ状態になり、ことばがはっきりとは聞き取りにくくなります。
聴覚障害になると、会話が分かりにくい、情報が得にくい、コミュニケーションが取りにくいといった不便さが生じます。ただ、個人差が大きいため、その状況はまちまちです。
難聴といっても障害のある部位により聞こえ方も異なってきます。

聴覚障害は、障害の程度により、国が定めた基準に従って身体障害者手帳の交付を受けることができます。

【身体障害者手帳の取得】
  身体障害者手帳を取得すると、様々な公的制度を活用できます。
聴覚障害の場合、6級、4級、3級、2級の4段階に等級が分かれています。聴力検査または語音明瞭度検査を行い、その結果で該当する等級の身体障害者手帳が交付されます。
【交付基準】
  6級:両耳とも平均聴力レベルが70dB以上又は一側耳の平均聴力レベルが50dB以上、他側耳の平均聴力レベルが90dB以上の場合
4級:両耳とも平均聴力レベルが80dB以上又は両耳による最良語音明瞭度が50パーセント以下
3級:両耳とも平均聴力レベルが90dB以上
2級:両耳とも平均聴力レベルが100dB以上
【身体障害者手帳を取得するには】
  市町村の障害福祉担当課で、手帳交付の診断書の用紙等をもらいます。
指定の耳鼻科にて検査を受け、診断書を作成してもらいます。
この診断書と必要書類を居住地の市町村障害福祉担当課に提出します。
県の審査を経て、身体障害者手帳が交付されます。(政令市・中核市は独自に認定・交付)
申請から交付まで、1ヶ月程度かかることもあります。

▼参考:神奈川県障害福祉課「神奈川県聴覚障害者福祉センター」

ではこのような「聴覚障害」をお持ちの方は、仕事をする上でどのような悩みを抱え、どのような工夫をしているのでしょうか?

2.難聴の特性による仕事の悩みと対策

難聴などの聴覚障害のある方は、仕事をする際にどのような悩みを抱えているのでしょうか?
アンブレに寄せられた口コミから悩みの傾向をみてみると、以下のような傾向がみられました。

【聴覚障害の特性による仕事の悩み】

①聞こえづらさによる悩み

 ・聴力が弱く音声を聞き取りづらい
 ・片方の耳が聞こえにくい
 ・誤解されやすい
 ・口話がわかりづらい
 ・無視していると思われる
②疲れやすいという悩み

では、これらの悩みへの対策、皆さんはどのようにしているのでしょうか?
ここからは具体的なコメントとともに紹介していきます。

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。