古紙回収企業が手掛ける『インクルーシブ絵本』とは?奥富興産『あめのにおい』が描く、多様な世界と想像力の循環
埼玉県狭山市で100年以上にわたり古紙リサイクル事業を営む奥富興産株式会社が、2026年7月7日の七夕に、オリジナル絵本『あめのにおい』を企画出版します。
古紙回収という「資源の循環」から一歩進んで、「想像力の循環」を目指すこの取り組みは、デジタル化が進む現代社会において、人や自然、多様な価値観への思いを巡らせる機会を創出することを目的としています。

古紙リサイクルから「想像力の循環」へ、奥富興産の新たな挑戦
奥富興産株式会社は、年間3億冊以上ともいわれる出版物の処分問題に直面する中で、毎月約20万冊、1日あたり約1万冊もの古本・雑誌類を回収しています。これらの多くは再生紙としてリサイクルされています。
同社は、100年以上にわたる古紙リサイクル事業を通じて、不要になった紙を資源として循環させてきました。しかし、デジタル化や生成AIの普及により、効率や正解を求める風潮が強まる現代において、人々が他者や自然、異なる価値観に思いを巡らせる機会が減少していると感じています。
そこで、「紙を循環させるだけでなく、本を通じて想像力も循環させたい」という思いから、今回の絵本出版に至りました。本は、人と人、人と自然、人と社会をつなぐ「想像力」を循環させる存在であるという考えに基づいています。
この取り組みに関する詳細はこちらの記事も参考にしてください。
https://note.com/hirokutomi/n/n17854b71e34b
障害理解を深める『あめのにおい』が目指す「インクルーシブ」な物語
『あめのにおい』は、一枚の紙くずと出会った少年が、小さな命との出来事を通して、自分と世界とのつながりに気づいていく物語です。この絵本は、環境問題を直接説明したり、何かを教えたりすることを目的としていません。雨の日のにおいや音、水たまり、小さな生きものたちとの出会いを通して、「見えないつながり」を感じてもらうことを大切にしています。
本作は、障がい理解を広げる活動を行う団体「絵本屋だっこ」と協力して制作されました。障がいの有無、年齢、立場の違いを超えて、多様な人々が同じ物語を共有できることを目指した「インクルーシブ」な絵本です。
インクルーシブとは?
「インクルーシブ」とは、「包括的な」「包み込む」といった意味を持つ言葉です。障害福祉の分野では、障害のある人もない人も、年齢、性別、人種、文化などの違いに関わらず、誰もが社会の一員として尊重され、共に生活し、活動できる社会を目指す考え方を指します。誰もが排除されずに参加できる環境づくりが重要とされています。
『あめのにおい』制作陣にみる多様な視点
この絵本は、多様な背景を持つクリエイターによって生み出されました。
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企画・監修:奥富 宏幸氏
奥富興産株式会社専務取締役であり、本の可能性を探る活動「hontono」を立ち上げ、本を通じて人と人、人と自然、人と社会をつなぐ活動を行っています。 -
文・編集:しょうじ あいか氏
インクルーシブ絵本作家として活動。長男の重度障害・難病をきっかけに絵本制作を始め、「絵本から障害理解を広める」をテーマに活動しています。 -
絵:のだ そのえ氏
医療的ケアを必要とする息子を育てる障害児の母であり、イラストレーター。自然や日常のぬくもりを大切にした作品を制作しています。
それぞれの経験と視点が融合し、『あめのにおい』はより豊かな物語として読者に届けられます。
『あめのにおい』書籍情報と購入方法

書籍情報
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タイトル: 『あめのにおい』
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出版社: Kindle Direct Publishing
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発売日: 2026年7月7日
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定価:
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Kindle版:980円(税込)
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ソフトカバー版:1,320円(税込)
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※数量限定でハードカバーの絵本も販売予定です。詳細はお問い合わせください。
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サイズ・ページ数:
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A4変形判・縦型(210×235mm)
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28ページ
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対象年齢:
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5歳頃から
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親子での読み聞かせに
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学校や保育園での読み聞かせに
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自然や生きものが好きなお子さまに
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子どもも大人も一緒に楽しめる絵本として
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購入方法
『あめのにおい』は以下のリンクからご購入いただけます。
奥富興産株式会社の取り組みや詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
http://www.okutomi.co.jp
奥富興産株式会社が古紙リサイクル事業で培った「循環」の精神を、今度は「想像力」という形で社会に還元しようとする『あめのにおい』。この絵本が、読者の皆様にとって、多様な世界への理解を深め、他者や環境との「見えないつながり」を再認識するきっかけとなるでしょう。

