Last Updated on 2023年4月27日 by 菅間 大樹

ReBitは、精神・発達障害があるLGBTQの求職活動に関する調査を実施。困難の現状に応え、本年8月に、日本初のLGBTフレンドリーな就労移行(障害がある人の就職を支援する福祉サービス)を開所予定。

認定NPO法人ReBitプレスリリース

認定NPO法人ReBitは、2021年5月1日(土)〜23日(日)に、「精神・発達障害がある性的マイノリティの求職活動に関する調査」を実施しました。速報として、精神・発達障害がある性的マイノリティ(以下、LGBTQ)の求職時や、障害福祉サービス利用に関する現状と、具体性のある自由回答に寄せられた声を発表します。

なお、これらの困難の現状と支援を求める声に応え、2021年8月に新宿にて、日本初となるLGBTQなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリア」の設立を目指します。

<『精神・発達障害がある性的マイノリティの求職活動に関する調査』:目的と意義>

LGBTQは社会の状況などからメンタルヘルスが悪化しやすく、LGBの25%、Tの35%がうつを経験するといいます(*1)。ReBitは2013年から、LGBTQなどマイノリティ3500名以上へキャリア支援をするなかで、精神・発達障害があるLGBTQからのご相談も多くいただきました。

一方で、精神・発達障害があるLGBTQは、性のあり方と障害の双方を、安心して伝えられる場が少なく、「いないこと」とされやすい存在です。だからこそ、困りごとの根幹を相談できなかったり、働く上での不安がさらに大きくなったり、医療・福祉へのアクセスに障壁が生じてしまうこともあります。

本調査では、精神・発達障害があるLGBTQの求職活動の現状を明らかにすることで、職場や行政・福祉サービスなどでの支援体制が改善される一助となることを願い、実施しました。

<『精神・発達障害がある性的マイノリティの求職活動に関する調査』:速報>

2021年5月1日(土)〜23日(日)にて、インターネットで実施した『精神・発達障害がある性的マイノリティの求職活動に関する調査』の回答者について、その年代、状況、セクシュアリティや障害の分布は、下記となります。なお、本調査は、260名にご回答いただき、うち有効回答206名を分析しました。

調査速報全文:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000047512.html

認定NPO法人ReBit

代表者:藥師実芳
所在地:東京都新宿区戸山1-1-5 エールプラザ戸山台301
URL:https://rebitlgbt.org/

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。