Last Updated on 2021年3月4日 by 今井 靖之

「優劣でなく個性に寄り添う社会の実現」をミッションに掲げる株式会社do.Sukasuは、放課後等デイサービスや生活介護など障害者福祉施設を運営する株式会社アイムと協業し、発達障害者の抱える視覚認知問題に取り組む事業検証に着手します。

学習障害(LD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)を持つ子供は学習場面での読み書きやスポーツ面に「みえにくささ」の問題を抱え、自閉症の場合には視覚認知そのものに「ゆがみ」の問題を抱えていることが知られています。このように発達障害には視覚障害が関係しています。しかし、既存の視覚認知評価法は客観性、定量性に乏しい上に、視覚認知を高めるビジョントレーニングなどの手法はアクセス性に乏しく、また評価方法の特性から効果の確認に壁があります。また、個人で行えるビジョントレーニングは、その人に合ったトレーニング方法を選択するのが難しく、さらには健康上の問題が発生するリスクを伴っているのが現状です。

do.Sukasuの開発する「VR de.Sukasu」、「Tab le.Sukasu」は簡単に楽しく視覚認知能力を評価するシステムです。日本一楽しいアイムの放課後デイにおける自由な空気の中、子どもたちとともに気軽に楽しみながら視覚認知能力を評価し、発達障害と視覚障害の関係性を調査すると共に、do.Sukasuの開発する機能回復訓練システム(特許取得済み)を用いたトレーニングを行います。

株式会社アイム

2014年12月設立
発達障害の子どもたちのための一生涯のインフラを目指し、放課後等デイサービスから就労支援までを運営している福祉施設。全ての個性が「 I am! 」と胸をはって自己宣言できる世の中にしていきたいという思いを込めて、「アイム」と命名。2019年、第7回かながわ福祉サービス大賞、大賞および会場審査員賞をダブル受賞。

株式会社do.Sukasu

2020年6月設立
「優劣でなく個性に寄り添う社会の実現」をミッションに、脳科学的アプローチを用いた脳力評価技術を中心に、ヘルスケア、教育、運転、運動など、多岐に渡る事業開発を行う。誰もが簡単に楽しく使える視空間認知能力評価システム「VR de.Sukasu」をはじめとするプロダクト開発を行っている。

代表者:笠井一希
所在地:東京都世田谷区玉川3-20-2 マノア玉川第3ビル 501
URL:https://www.dosukasu.co/

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。