Last Updated on 2021年7月21日 by 今井 靖之

自殺防止、安楽死議論の流れを変えたい

同じ境遇のものが集まり、安楽死制度実現を目指す障害者団体として「命を大切にする安楽死の会」(命の会)の設立を予定しています。

これまで個人で活動してきましたが、大切な問題であるにも関わらず、センシティブな問題であるため、マスコミになかなか取り上げてもらうことができませんでした。

そこで今回、障害者団体として活動を開始することによって、大きく流れを変えたいと考えています。

■基本理念

私達は保護制度を伴う安楽死制度の実現を目指しています。
(1) 安楽死希望者の意見を聞き、安楽死以外の方法を最大限に模索できる。
(2) 強力な情報発信能力を持ち、安楽死希望者の抱える問題について地域全体で考える態勢を作ることが出来る。
(3) 一部の人達の間だけで、ひっそりと安楽死が行われてしまうことなど絶対にない。
(4) しっかりと考え直す時間を設けて、万が一本人が意思を貫いた場合は、その意思を否定しない。
(5) 障害の有無や医師の判断に基づかない制度。
(6) 海外の制度とは別の安楽死制度。

そんな制度の実現を目指しています。
日本の現状では、自殺や孤独死を選びたくなるのは当然です。
お金や医療で解決出来ない問題は存在するのです。
問題をひとりで抱えたまま消えないで下さい。
私達の正直な気持ちを受け止めて欲しい。
ひとりじゃない最後を迎えたい。
私達の前の、困難な現実から目をそらさないで下さい。
私達の活動へのご協力をお願いいたします。

命を大切にする安楽死の会

URL:https://inochianraku.wixsite.com/inochianraku

●会長:北条渡(ほうじょうわたる)
LINEオープンチャット「安楽死制度に賛成派のための会」の管理人。
安楽死カケルの活動支援者で当会会長に就任。
学生時代に、暴力、イジメ、リストカット、自殺未遂の経験があり、実家とも不仲な為、上京し一人暮らし。療育手帳を取得。
命を大切にする安楽死制度を希望。
LGBTの当事者。神奈川県在住。

●代表:森岡俊行(安楽死カケル)@shinokenri
富山県出身、就職氷河期世代後期卒業で、社会起業に挫折。上京後に、各種活動に参加。
無縁仏を大切にする家庭で育ち、日本で最も弱者目線の活動家を自称している。
母親が身体障害者。自身の障害は症例がなく診断は出せない。新しい病気を作ることは出来ないと言われた。
現在は北海道釧路市在住。物流倉庫勤務。二児の父。

●広報担当:吉江博幸(ひろっちゃま)@sintaihiro
2015年に交通事故で、脊髄損傷、胸髄5番6番完全麻痺と高次脳機能障害のダブル障害者になる。車椅子生活。
ブログ、YouTubeをしている。
痛みを伴う痙性の症状に苦しむ。
富山県在住。無職。離婚。

●相談役:山本教円(やまもときょうえん)@WtF5U8yAHC1kxva
元会社経営者。鬱病が長引き、経営を退く。自殺未遂を繰り返し、ほぼ寝たきりで体重減少、ふらつき、尿漏れ、歩行もままならない。精神障害。
70年安保闘争、学生活動家。岐阜県安八町の水害、阪神淡路大震災、中越地震、福井水害、福島支援、地元幼稚園への寄付。安楽死カケルの活動支援。福井県在住。

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。