Last Updated on 2020年7月6日 by 菅間 大樹

GPSで通報者の位置を特定

兵庫県三田市消防本部は3月1日から、スマートフォンやタブレット端末からの操作で、火災や救急を通報できる「NTE119緊急通報システム」の運用を始めることを発表しました。

「NTE119緊急通報システム」には、情報システムのドーン(神戸市中央区)が販売するクラウド型緊急通報システムが採用されます。
利用者がスマホか通報データを送ると、データセンターに登録された利用者の名前や住所と共に、同本部の専用端末上に表示される仕組みで、スマホの衛星利用測位システム(GPS)機能で通報者の位置が特定されるため、外出先からでも使うことができます。

当初の利用対象となるのは、聴覚と言語機能に障害があり、身体障害者手帳を持つ市民355人。
三田市外で使う場合は、ドーンのシステムを使う神戸や西宮、丹波、明石市内なら現地の消防機関に直接通報が入りますが、それ以外では、三田市消防本部が通報を受け、管轄する消防機関に出動を依頼します。

2月21、22日の午前10時と午後2時から対象となる市民に向けた説明会が市役所で計4回開催予定で、いずれも2時間程度。
問い合わせは、市消防本部消防課TEL:079-564-0119

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菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77