Last Updated on 2021年5月6日 by 今井 靖之

今年53歳を迎えた小林氏、目指すは生涯現役

「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、障害者クライミングの普及活動を通じて、多様性を認めあえるより成熟したユニバーサルな社会の実現を目的に活動する特定非営利活動法人モンキーマジック(東京都武蔵野市)代表理事 小林幸一郎は、この度パラクライミング日本代表選手 視覚障害男子B1クラス 代表選手に決定しました。

2021年度代表選考大会となるパラクライミング日本選手権が開催され、15名の日本代表選手が決定しました。9月にロシアで開催予定の世界選手権にて大会5連覇を目指します。

2021年度パラクライミング日本代表選手

視覚障害 男子B1 小林 幸一郎
視覚障害 男子B2 會田 祥
視覚障害 男子B2 濵ノ上 文哉
視覚障害 男子B3 蓑和田 一洋
視覚障害 女子B2 江尻 弓
視覚障害 女子B3 前岡 ミカ
切断 男子AL1 大内 秀之
切断 男子AL2 結城 周平
切断 女子AL2 渡邉 雅子
切断 男子AU1 大沼 和彦
切断 男子AU2 安良岡 伸浩
神経障害 男子RP2 岡田 卓也
神経障害 RP3 高野 正
神経障害 RP3 吉田 藍香
神経障害 RP3 吉田 桃子

パラクライミングについて
​障害にも様々なものがあり、パラクライミングの競技クラスには視覚障害・切断・神経障害の3つがあり、さらにその中で障害の程度に応じたクラス分けが行われます。
■視覚障害クラス
先天的または後天的に視覚に障がいがあり、日常生活や就労等において不自由を強いられている方を対象とします。クラス分けは光覚や視力・視野によってB1・B2・B3クラスに分けられ、B1クラスが視覚障がいのなかで最も障がいの程度が重いクラスになります。
■切断クラス
病気や事故等で手足を切断された方を対象とします。切断部位や切断肢の数によってAL-1・AL-2・AU-1・AU-2の4つにクラスに分けられ、数字が小さい方が障がいの程度が重いクラスになります。(AL-1の方がAL-2より障がいが重いクラスとなり、AU-1の方がAU-2より障がいが重いクラスになります。)
■神経障害クラス
神経に何らかの障がいを有し、麻痺等によって手足が動かしにくい方を対象とします。障害の程度に応じてRP-1・RP-2・RP-3の3つのクラスに分けられ、RP-1クラスが神経障がいのなかで最も障がいの程度が重いクラスになります。

日本パラクライミング協会

日本パラクライミング協会(JPCA)は、日本における競技スポーツとしての障害者クライミングを統括しています。パラクライミング競技の普及を通じたスポーツ文化の普及と振興を図ることを目的とし、障害者の心身の健全な発達と、障害に対する社会の理解促進に寄与します。
日本選手権大会をはじめとする競技会の開催のみならず、世界大会への選手派遣、指導者の養成、パラクライミング競技の普及・発展及び啓発に関する事業を行っています。国際スポーツクライミング連盟が目指すパラクライミングのパラリンピック正式種目化が実現する日を願い、その日のために選手育成や競技の発展に努めます。
JPCAでは現在、世界選手権ロシア大会に向けたはメディア取材、協会スポンサーを募集しています。

特定非営利活動法人モンキーマジック

代表者:小林幸一郎
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺東町4-11-6
URL:https://www.monkeymagic.or.jp

Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。