Last Updated on 2019年11月24日 by 菅間 大樹

区役所1階の情報コーナーなどで配布中

2017年度から「心のバリアフリー」の普及に取り組んでいる墨田区は、東京2020オリンピック・パラリンピック開催を控え、共生社会の実現に向けた冊子「もっと知りたいハンディキャップのこと」を3000部制作しました。

冊子は、B5判15ページ全面カラー。就労継続支援B型事業所の利用者や、一般企業に勤務する聴覚障害者らが登場し、職場環境や働き方、生活の中で気を付けていることなどが語られています。
ほか、“数字で見る心のバリアフリー”と題して、心のバリアフリーを少しでも身近に感じられるように、さまざまな数字を掲載。電動車いすの制限速度は時速6kmであることや、区内にある音響式信号機の数は87基といった、普段目にするものの知られていない情報を数字で理解することができます。

冊子は、区役所1階の情報コーナー、区オリンピック・パラリンピック準備室(区役所14階)などで配布されています。

心のバリアフリーを啓発する対談イベントも実施

11月16日(土)10:30~は、福祉×ものづくり「電動車いすから生まれる新しい仕事」、と題し、多機能の電動車いすを手掛ける、有限会社さいとう工房の斎藤省、代表取締役社長と車いすモデルの中嶋涼子さんが登壇。

11月23日(土)13:00~は、福祉×銭湯「銭湯がつなぐ さまざまな福祉のかたち」のテーマで、墨田区石原にある、福祉型家族風呂「御谷湯(みこくゆ)」の代表、伊藤林さんが登壇。
御谷湯の清掃を担当している2階併設の就労継続支援事業所「カラコネオフィス」代表のボーン・クロイドさんと、さまざまな福祉のかたちについて語ります。

イベント詳細・申し込みについては以下のURLをご確認ください。
https://www.city.sumida.lg.jp/kuseijoho/2020tokyo/event_info/2019-kokoro-bf.html

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77