新座市に誕生した「GENKI INNOVATION CENTER NIIZA」とは?

モダンなデザインの多層建築物が晴れた日に撮影された画像です。大きなガラス窓が特徴的で、広々とした屋外スペースには木製のデッキと砂利敷きの庭があります。花飾りやイーゼルが置かれ、イベント開催中か開業を思わせる賑やかな雰囲気です。

「GENKI INNOVATION CENTER NIIZA」は、地域の多様なニーズに応えることを目指して開設されました。障がいのある方々への就労支援や生活介護、子どもたちの成長を支える児童発達支援や放課後等デイサービス、そして地域の子育てをサポートする保育所が一体となった複合施設です。さらに、一般の方も利用できるカフェや、創作活動ができるアート工房、様々なイベントに活用できるレンタルスペースが設けられており、施設利用者と地域住民が自然に交流できる場が提供されています。

多様なライフステージを支える福祉サービスと地域交流の場

施設内では、以下のような多岐にわたるサービスが提供されています。

  • 福祉事業
    • 就労継続支援B型(60.85㎡)
    • 生活介護(132.04㎡、アトリエ67.07㎡を含む)
    • 児童発達支援施設(58.99㎡)
    • 放課後等デイサービス(79.87㎡)

これらの福祉サービスは、利用者のライフステージを通じて寄り添い、長期的な支援を提供することを目指しています。特に、発達に特性のある子どもやその家族が十分な支援を受けられないという課題に対し、2015年から児童発達支援事業を展開してきた元気キッズグループの経験が活かされています。

木製のうんていやブランコが設置された、明るく広々とした子供向けのプレイルームです。壁には「GENKI KIDS PSC STATION 2」の文字や可愛らしい装飾があり、床にはトランポリンやバランスボードも置かれ、子供たちが楽しく体を動かせる空間となっています。

  • カフェ「g and BAGEL FACTORY」
    • 席数:24席
    • 面積:61.81㎡
    • 監修:志木市の人気ベーグル店「GEs BAGEL WORKS」
    • サービス:素材にこだわったベーグル、自家焙煎の本格コーヒー、オリジナルグッズの販売、絵本などの展示・販売
    • 営業時間:火曜日~土曜日 11時00分~16時00分

広々としたモダンなカフェの室内風景。木目調の天井と床、大きな窓から差し込む自然光が心地よい空間で、木製のテーブルと椅子が配置されています。奥にはコーヒー焙煎機や書棚が見え、落ち着いた雰囲気です。

  • レンタルスペース
    • 面積:154.07㎡(3つのエリアに分割可能)
    • イベント例:マタニティ・ベビーヨガ、離乳食指導、不登校支援、個人の教室など、多岐にわたるイベントの開催が予定されています。
  • アート工房・ギャラリー
    • 染物に特化し、縫製も可能な工房とギャラリースペース。
    • 定期的な展覧会が開催されます。

広々とした明るいアートスタジオで、絵の具や筆が置かれた作業台、染物用のシンクや調理器具が見られます。カラフルなテキスタイルやパンダ柄のタオルが飾られ、創造的な活動が行われる工房の様子を捉えています。

  • アクアポニックス(2026年夏ごろ設置予定)
    • 水産養殖と水耕栽培を組み合わせた持続可能な農業システム。
    • 収穫した野菜はカフェやマルシェで提供され、メダカを活用した観賞・学習プログラムも提供されます。

クリエイターとの協創で生まれた革新的な空間デザイン

「GENKI INNOVATION CENTER NIIZA」は、様々な分野のクリエイターが協力して創り上げた空間です。アーティストの高橋理子氏がクリエイティブディレクションとブランディングを担当し、施設のシンボルマークをデザインしました。このシンボルマークは、元気キッズグループの理念「どんなGENKIもうけとめる」を体現し、ダイバーシティとインクルーシブを象徴するデザインとなっています。

GENKI INNOVATION CENTERの文字が書かれた白黒のロゴです。角の丸いひし形の中に文字が配置され、上部には回路や分子構造を思わせる連結された円形のグラフィックがあります。イノベーションや繋がりを象徴するデザインです。

アート工房のアドバイザーは、LOEWE FOUNDATION Craft Prize 2025の大賞を受賞し、国際的に注目を集める青木邦眞氏が担当。建築は山田特殊技研DICEの山田英徳氏が手掛け、併設カフェの内装・商品開発は志木市の人気ベーグル店「GEs BAGEL WORKS」の中村梢氏が監修しています。それぞれの専門分野が融合し、誰もが居心地の良い全く新しい複合福祉施設が誕生しました。

開設記念イベントと送迎バス導入に向けたクラウドファンディング

施設の開設を記念し、オープニングセレモニーが開催されました。地域の関係者や多くの来場者が集まり、施設の門出を祝う機会となりました。セレモニーでは、参加者同士がロープを結び合う「タイ・ザ・ノット」が行われ、人と人とのつながりや関係性を表現する温かな時間が生まれました。

また、2026年4月3日より、クラウドファンディングプラットフォームCAMPFIREにて、送迎バスの導入を目的としたプロジェクトが開始されています。障がいの有無に関わらず、誰もが安心して施設に通い、関われる場を実現するためには、移動手段の確保が重要なインフラとなるため、このプロジェクトを通じて、より多くの人々にとって居心地の良い拠点づくりが進められることでしょう。

「ふつうに、そこにいていい」共生社会への新たな提案

元気キッズグループ代表の中村敏也氏は、施設の開設に際し、「『共生しなければならない』というプレッシャーではなく、ただ“ふつうに、そこにいていい”と思える場所をつくりたい」という思いを語っています。この施設では、無理に誰かと関わらなくてもよいし、関わりたいときは自然に混ざれる、といった「人と人とのあいだにある適度な距離感」が、居心地のよさや安心感を生み出すことを目指しています。

「特別」や「配慮」ではなく、「自然な在り方」が交差する空間を育むことで、「共生社会」はゴールではなく結果として生まれるものだという考えが示されています。無理に混ざらなくても、互いを認め合える関係性が日常の中に育っていく、そんな“あたりまえ”を地域の中に根づかせていくための取り組みとして、今後の展開が期待されます。

施設概要

  • 名称:GENKI INNOVATION CENTER NIIZA(ゲンキ イノベーション センター ニイザ)
  • 住所:埼玉県新座市池田4-8-44
  • 開所日:2026年4月1日
  • 敷地面積:923.88㎡
  • 延べ床面積:921.33㎡
  • 営業日:月曜日~土曜日(日祝・年末年始 除く)
  • 営業時間(予定):10時00分~18時00分

詳細情報や最新情報は、以下のリンクからご確認ください。

元気キッズグループが描く未来の障害福祉

株式会社GENKI INNOVATION COMPANYが運営する元気キッズグループは、「どんなGENKIもうけとめる」をスローガンに掲げ、子どもたちの個性と可能性を最大限に伸ばし、保護者が安心して子どもを預けられ、職員が誇りを持って働ける地域社会に根差した保育・療育サービスの提供を目指しています。

埼玉県志木市、朝霞市、新座市を中心に、認可保育園、小規模保育園、児童発達支援施設など合計29施設を運営し、約390名の職員が在籍しています。今回の「GENKI INNOVATION CENTER NIIZA」の開設は、地域における共生社会の実現に向けた、同グループの新たな一歩となるでしょう。

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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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