パラアスリートの感動実話がマンガに!KADOKAWAマンガアカデミーと三井住友海上の共同プロジェクト

株式会社バンタンが運営するKADOKAWAマンガアカデミーと、MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社は、三井住友海上所属のパラアスリート・米岡聡選手とトライアスロン部・椿浩平コーチによるパラトライアスロンへの挑戦をマンガ化する産学共同プロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、アスリートの実話を題材としたマンガコンテンツを制作・発信することで、スポーツ振興およびスポーツ文化の発展に貢献することを目指しています。

マンガで伝えるパラアスリートの熱き挑戦と人間的魅力

この取り組みの主な目的は、アスリートの挑戦や努力、そして人間的な魅力を、多くの人々に親しまれている「マンガ」という形で表現し発信することです。これにより、スポーツやアスリートの魅力や価値を社会へ広く伝え、理解を深めるとともに、スポーツ全体の価値向上を目指します。

KADOKAWAマンガアカデミーの生徒たちは、実話を基にシナリオを構成しマンガ化する経験を通して、将来に向けた創作スキルの向上と社会的視点を高める機会を得ました。

完成したマンガ作品の概要と今後の展開

今回のプロジェクトでは、14名の生徒が参加し、合計5本の作品が完成しました。これらの作品は、三井住友海上のスポーツに関するウェブサイト「MS&AD×SPORTS」内掲載ページにて公開されています。今後、Instagramアカウント「MS&AD SPORTS」(@msad_sports)でも順次掲載される予定です。

さらに、視覚に障がいのある方にも作品を楽しんでいただけるよう、KADOKAWAアニメ・声優アカデミーのメンバーによるボイスコミック化も実施される予定です。

米岡聡選手と椿浩平コーチの感動的なストーリー

マンガのあらすじは、2016年に病気を発症し、競技復帰するも目標としていた大会の日本代表選考に間に合わなかった三井住友海上トライアスロン部の椿浩平コーチと、パラトライアスロンとブラインドマラソンの二刀流で競技に挑むパラアスリートの米岡聡選手(<img alt=”!https://minio.s-pst.com/monolab/plugins/a2f4950541edef9fd9be61675db56ce0.webp” src=”https://minio.s-pst.com/monolab/plugins/a2f4950541edef9fd9be61675db56ce0.webp” />)。境遇の異なる二人が、選手とガイドとして2019年にペアを組み、パラトライアスロンで世界を目指す物語です。

彼らのペアは数々の素晴らしい戦績を残しています。

<トライアスロン 男子視覚障がい(PTVI)主な戦績>

    • 2021年 アジア選手権 優勝

    • 2021年 ワールドトライアスロンパラ・横浜 4位

    • 2021年 東京パラリンピック 銅メダル

完成報告・交流会で語られた感動と学び

3月16日(月)には、KADOKAWAマンガアカデミー 大阪校で完成報告・交流会が開催されました。参加者からは、このプロジェクトへの感謝と、今後の活動への期待が寄せられました。

関係者のコメント

◆米岡聡選手

「私たちのチャレンジは楽しいことばかりではありませんでしたが、成長を感じられるものでした。今回の制作に携わっていただいた方々、そしてこれからマンガを読んでくださる方々の人生にとって、何か少しでもヒントになるようなことがあれば大変嬉しく思います。生徒皆さんの今後の人生を全力で応援しますので、がんばってください。」

◆椿浩平コーチ

「一つの事実を基にしながら、描く人によって、重視する視点や表現に違いがあることに驚きました。自分がモデルですが、読んでいて思わず涙が出そうになる部分もあり、大変楽しませていただきました。今回皆さんもマンガを描いて、うまくいったことや難しかったこと等あるかと思いますが、ここから何を学んで次につなげていくかが大切なので、ぜひがんばってください。」

◆参加メンバー代表

「企業との取組は初めてでしたが、実在する選手をマンガ化するという貴重な経験ができました。スポーツ選手の動きを描写する点は特に苦労しましたが、チームで協力し合い読者に伝わりやすい言葉を選ぶよう心がけました。選手たちのトライアスロンにかける情熱を描くのがとても楽しく、皆さんにも読んでもらえると嬉しいです。」

スポーツを通じた社会貢献と次世代クリエイター育成

MS&ADインシュアランス グループは、持続的成長と企業価値向上を追い続ける世界トップ水準の保険・金融グループです。三井住友海上はその中核事業である損害保険事業を担っており、スポーツ振興にも積極的に取り組んでいます。

三井住友海上は、スポーツが持つ包摂力や不屈の精神が、「活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支える」という経営理念に欠かせないものと考えています。女子柔道部、女子陸上競技部、トライアスロン部の運営のほか、パラアスリートや女子サッカー選手が社員として在籍し、競技活動を続けています。

一方、KADOKAWAマンガアカデミーは、KADOKAWAグループのサービスやコンテンツを最大限に活用し、マンガ家・イラストレーター・ノベル作家・編集者を育成する専門スクールです。現役クリエイターによる実践教育で、業界の最前線で活躍できる人材を育成しています。

この共同プロジェクトは、スポーツの価値を社会に伝え、次世代クリエイターの育成にも貢献する、まさに「世界で一番、社会に近いスクールを創る」というバンタンのビジョンを実現するものです。今後もこのような取り組みが、障害福祉への理解を深め、よりインクルーシブな社会の実現に繋がることを期待しています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77