就労継続支援B型事業所が直面する課題
近年、就労継続支援B型事業所は、人材不足や離職率の高さ、運営コストの増加といった複合的な課題に直面しています。専門知識を持つ職員の確保が難しいことで、利用者への十分な支援が行き届かず、作業の質や事業所の安定運営に影響が出るケースも少なくありません。
また、公的補助金の減少や報酬体系の課題により、多くの事業所が収支面での不安を抱えています。その結果、利用者の定着率低下や工賃水準の伸び悩みにつながっており、全国平均の月額工賃は約23,053円(令和5年実績)と低い水準にあります。この低工賃は、経済的自立を妨げ、社会的孤立や生活の質の低下にも影響を及ぼしていると考えられます。
働くことを通じて社会とのつながりを持ち、利用者の体調や状況に応じた柔軟な支援を提供しながら、経済的な価値を利用者へ還元していくことが、今後ますます重要なテーマとなっています。

「儀兵衛WORKS」が提案する新たな解決策
クオリードはこれまで滋賀と京都で複数の就労継続支援事業所を運営してきましたが、「儀兵衛WORKS」は八代目儀兵衛との連携によって「新しいB型事業所」の形を追求しています。
この事業所の主な特徴は以下の通りです。
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八代目儀兵衛の販売力・ギフト事業を支える豊富なバックヤード業務
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贈り物として想いを届ける工程の細分化
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利用者の特性に応じた職種・作業工程の柔軟な切り分け
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グループ物流会社による工程設計・業務組立支援体制
これらの特徴は、利用者と職員の双方に大きな利点をもたらします。
利用者にとっての利点
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一人ひとりの特性や体調に応じた業務に取り組むことができます。
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無理のない作業を選択・調整しやすいため、継続した就労につながりやすい環境です。
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実務性の高い業務を通じて、高工賃を目指しやすい就労環境が整っています。
職員にとっての利点
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新たな仕事を獲得するための営業活動が不要になります。
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業務構築や作業設計の負担が軽減され、利用者の支援に専念しやすくなります。
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職員自身が新しい業務を覚える負担が少なく、安定した運営が可能です。

また、クオリードは近年、台湾との国際連携も行っており、海外事業所との連携やシナジーを模索することで、利用者、職員、そして地域社会への還元をさらに広げる仕組みを追求しています。
今後の展望と事業所概要
「儀兵衛WORKS」を通じた八代目儀兵衛とクオリードとの連携は、まだ始まったばかりです。食に関わる仕事を障害福祉の現場でどのように継続可能な就労として成立させていくかについて、対話と実践を重ねながら、その可能性を段階的に広げていく方針です。2026年夏季には京都市に次の「儀兵衛WORKS」が開所を予定しており、地域や企業との連携を深め、障害のある方が社会の一員として誇りを持って働ける環境の拡大を目指します。
障害福祉の課題解決を軸に、社会全体の活力向上に貢献していくことが期待されます。
事業所概要
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事業所名: 儀兵衛WORKS
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サービス種別: 就労継続支援B型
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所在地: 京都市下京区西七条南衣田町67 1階
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運営: 株式会社クオリード
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支援・連携: 株式会社八代目儀兵衛
株式会社八代目儀兵衛について
京都に代々続く老舗米屋で、お米のトータルプロデュース事業を展開しています。「お米離れゼロの社会」をビジョンに掲げ、出産内祝いや結婚内祝い、香典返しなど、大切な人への想いを届けるお米のギフト事業や、祇園・銀座での飲食店展開、お米のコンテスト「お米番付」の開催などを通じて、ごはんの美味しさを世界に広めています。
株式会社クオリードについて
京都府・滋賀県を中心に「就労継続支援A型ワクアWAQUA」および「就労継続支援B型事業所QUO」を展開しています。利用者の多様性に対応した作業メニューの提供、地域トップクラスの工賃実績、職員負担を軽減した持続可能な運営が特徴です。リアルな就労体験を通じて、真の意味での「就労」となる事業所を追求しています。
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