「再犯と貧困のループ」を断ち切るための支援

ぴあらいふは、「すべての人が笑顔で暮らせる社会を作る」という理念のもと、住まい(グループホーム)と就労支援、相談支援、訪問看護などを通じて、生活と社会参加の基盤づくりに取り組んでいます。再犯を個人の資質の問題として捉えるのではなく、貧困や孤立、支援不在といった社会構造が原因で生まれる「再犯と貧困のループ」を社会全体で断ち切ることを目指しています。再犯防止は治安対策にとどまらず、地域の安心や財政にもつながる「社会投資」であると考えられています。

大阪では、大阪保護観察所や更生保護施設などと連携し、10年間で122名の触法障がい者を受け入れ、再犯を4名に留める実績を上げています(2025年時点)。

福岡での拠点開設と「働く場」の提供

福岡では、更生保護施設からの直接的な依頼を受け、拠点の開設が進められてきました。更生保護施設の出先(受け皿)が不足している現状があり、ぴあらいふが運営するグループホームは、増室しても更生保護施設経由の入居者で埋まる状況が続いています。福岡県福岡市では、2023年に城南区、2024年に早良区にグループホームを開設しており、今回の「AND友泉亭」の開所は、これまでの生活支援に加え、「継続的に通える“働く場”が不可欠である」という現場の課題に応えるものです。

更生保護施設および関係機関からの「入居者が安心して通える職場も整えてほしい」という要請が、今回の就労継続支援B型事業所開所につながりました。

「AND友泉亭」が目指すもの

「AND友泉亭」では、触法経験の有無に関わらず、一人ひとりの特性や体調、生活状況に応じた就労機会を提供します。これにより、生活リズムの安定、社会参加の促進、そして地域の中で暮らし続けることを目的としています。再犯防止は、個人の問題だけでなく、住まい・仕事・人とのつながりを地域でどのように築くかという社会全体の課題と捉えられています。

この事業所の開所は、触法者を特別視するのではなく、「地域の一員として、共に働き、共に暮らす」ための環境を整える取り組みの一つです。ぴあらいふは今後も、これまでの実践で培った知見を生かし、再犯を防ぎながら地域で暮らし続けられる仕組みを各地で広げていくことを目指しています。

団体概要および関連情報

団体名: 特定非営利活動法人ぴあらいふ
本部所在地: 大阪市旭区今市1-12-7
URL: https://www.pialife.love/
主な事業: 障がい者グループホーム運営、就労支援、相談支援、居住支援、訪問看護 ほか
メディア実績: 朝日新聞5日間特集記事連載、朝日放送ニュースおかえり、テレビ朝日テレメンタリー・テレメンタリープラスでの全国放送特集など

関連動画(YouTube):

関連掲載(朝日新聞デジタル):


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findgood

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77