国際障害同盟(IDA)来日!「世界障害者地域サミット2027」日本開催の意義

国連の障害者権利条約を牽引する国際障害同盟(IDA)とは

国際障害同盟(IDA)は、世界160以上の国と地域の障害者団体で構成される国際ネットワーク組織です。国連の障害者権利条約の形成と推進において中心的な役割を担い、「世界障害者サミット」を主催するなど、各国政府、企業、市民社会に対し大きな影響力を持っています。障害のある人々の権利推進と国際的な意思決定への参画促進に取り組んでおり、その活動は世界の障害インクルージョンを牽引しています。

2027年「世界障害者地域サミット」日本開催の背景と期待

「世界障害者サミット(Global Disability Summit)」は、各国政府、企業、市民社会が障害インクルージョンの推進に向けた具体的なコミットメントを表明する、世界最大規模の国際会議です。そのアジア地域版となる「世界障害者地域サミット2027」が、日本・東京での開催を決定しました。この決定は、単なる国際イベントの誘致に留まらず、日本の企業、福祉、行政が世界基準のインクルージョンを問われる舞台に立つことを意味します。

日本は現在、障害のある人々の雇用、教育、社会参加において、世界と肩を並べられるのか、企業のDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)推進が形式だけでなく実質を伴っているのか、福祉と企業と行政が縦割りの壁を越えて連携できているのか、といった問いに直面しています。本講演会は、2027年のサミットを待たずに、日本のインクルージョン推進を加速させるための重要な機会となるでしょう。

特別講演会「企業・福祉・国際連携の新たなステージ」開催概要

IDAエグゼクティブ・ディレクター、José Maria Viera氏が語る世界の潮流と日本の役割

講演会には、IDAのエグゼクティブ・ディレクターであるJosé Maria Viera氏が登壇します。Viera氏は20年以上にわたり障害分野の国際的な運動に従事し、世界盲人連合(WBU)CEOを歴任した後、IDAエグゼクティブ・ディレクターに就任しました。組織強化、財政の持続可能性確保、主要パートナーとの関係構築を主導するなど、その国際的な知見は多岐にわたります。

講演では「世界障害者地域サミット東京2027」を主なテーマとし、世界の障害インクルージョンをめぐる最新の潮流、企業、福祉、行政、市民社会に期待される役割、そして日本とアジアをつなぐ国際連携の可能性について議論が深められます。企業経営者、人事・DE&I担当者、福祉・教育・行政関係者、国際協力や障害インクルージョンに関心のある方々にとって、示唆に富む内容となる見込みです。

東京・福岡・大阪で開催!参加対象と詳細情報

本特別講演会は、東京、福岡、大阪の3都市で開催されます。

【東京開催】

  • 日時|2026年4月13日(月)18:00〜20:00(開場17:45〜)
  • 会場|サイボウズ株式会社 会議室(東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー27階)
  • 参加費|¥4,000
  • 懇親会|¥4,000程度

【福岡開催】

  • 日時|2026年4月15日(水)18:30〜20:30(開場18:15〜)
  • 会場|博多バスターミナル会議室 9階 第1会議室(福岡市博多区博多駅中央街2-1)
  • 参加費|¥4,000
  • 懇親会|¥4,000程度

【大阪開催】

  • 日時|2026年4月17日(金)18:30〜20:30(開場18:10〜)
  • 会場|グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)11階1101室(大阪府大阪市北区中之島5丁目3-51)
  • 参加費|¥4,000
  • 懇親会|¥4,000程度

参加申し込みは、こちらのフォームから可能です(申込期限:当日可)。

共催団体PEACE INCLUSION PIECE(PIP)について

本講演会をIDAと共催する一般社団法人PEACE INCLUSION PIECE(PIP)は、「誰ひとり取り残されることのない世界」を目指し、日本を本部として活動する国際障害者組織です。現在、50カ国以上の障害者団体と連携するアライアンスを設立・運営し、国内外の政府、企業、福祉、市民社会をつなぐ架け橋として、政策提言、イベント開催、国際連携を展開しています。

PIPの詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。

日本の障害インクルージョン推進への展望

2027年の「世界障害者地域サミット」日本開催は、日本の障害インクルージョン推進にとって大きな転機となるでしょう。この特別講演会は、そのための準備期間として、世界の最前線で何が起きているのかを知り、日本の現場で何をすべきかを各セクターの実践者と共に考える貴重な機会を提供します。企業、福祉、行政、そして市民社会が連携し、世界基準のインクルージョンを日本の社会に根付かせていくための第一歩として、本講演会が果たす役割は大きいと言えます。

この取り組みを通じて、日本が真に「共生社会」を実現し、障害のある人々の社会参加と活躍をさらに推進していくことが期待されます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77