在宅介護者のためのAIパートナー「ヨルニモ」アプリ版が登場

エーザイグループの一員であるテオリア・テクノロジーズ株式会社は、在宅で家族の介護を担う方々を支援する対話型AIパートナー「ヨルニモ」のアプリ版を正式にリリースしました。

「ヨルニモ」は、先行するLINE版の利用データを基に、介護者自身の心身のケアを目的とした「振り返り機能」と、介護の知恵を共有する「知恵の循環」機能を大幅に強化しています。

Theoriaが在宅介護者向けのAIパートナーアプリ「ヨルニモ」を正式リリースしたことを示す画像です。アプリのチャット画面では、AIキャラクター「ヨリー」が介護者の不安に寄り添い、会話している様子が描かれています。

介護者の「孤立」という社会課題へのアプローチ

日本には約653万人の在宅家族介護者が存在し、その半数は仕事と介護を両立する「ビジネスケアラー」です。家族による無償のケアは社会の重要な基盤ですが、年間約10万人が介護離職を余儀なくされるなど、介護者の支援は喫緊の社会課題となっています。

しかし、既存の介護制度やサービスは要介護者への支援が中心であり、介護を担う家族の心理的負担や孤立感に対するサポートは十分とは言えません。

深夜帯のニーズに応える「支援の空白地帯」

2025年10月にリリースされた「ヨルニモ」LINE版の利用データからは、日中の業務を終えた21時以降の深夜帯に利用が集中する傾向が見られました。この時間帯は既存の相談窓口が閉まる「支援の空白地帯」であり、多くの介護者にとって「ヨルニモ」が孤独を癒やす存在となってきました。

一方で、日々のケア状況を記録・可視化し、中長期的に自己の心身をケアする「深い伴走」への新たなニーズも顕在化。これらのニーズに応えるため、今回アプリ版が開発されました。

「ヨルニモ」アプリ版の主な機能

アプリ版では、LINE版の強みを継承しつつ、介護者自身が自分をケアするための機能が拡充されています。

1. 認知行動療法を取り入れた「ヨリーのメモ」

「なぜ私だけが」といった思考に陥りやすい介護生活において、自身の感情や受け止め方の傾向を客観視するための機能です。

  • 思考の整理: 出来事、感情、行動を記録し、AIとの対話を通じて整理することで、心の負荷を軽減します。
  • 変化の可視化: 思考傾向が分析され、レポートとして俯瞰できるため、以前よりも上手く対処できている自分に気づき、自己肯定感を育むことができます。

2. 介護者の「実践知」を循環させる仕組み

介護の工夫は、日々の試行錯誤の中にあります。教科書的な一般論ではなく、実際の経験から得られた知恵が共有されます。

  • 経験のバトン: 介護者同士の工夫が匿名で共有され、必要なタイミングで必要な知恵が届けられます。AIが「人の知恵を媒介する存在」となり、孤独を共感と解決の知恵へと変えていきます。

認知行動療法に基づく日誌「ヨリーのメモ」と、介護者の実践知(例:歯磨きの課題と解決策)を共有するモバイルアプリ画面。利用者の感情整理と介護課題の解決を支援する。

LINE版で好評の機能も継承

  • 24時間対応のAIチャット相談窓口
  • 介護の状況や傾向を踏まえた個人特化型の対話体験
  • 月次での振り返りレポート

アプリ版リリース記念キャンペーン

アプリ版の公開を記念し、2026年3月から2026年夏までの期間限定で、すべての機能を無料で体験できるキャンペーンが実施されています。

対話機能、「ヨリーのメモ(振り返り機能)」、月次レポート閲覧、介護の知恵の投稿・閲覧など、介護者をケアするための全機能をこの機会に体験できます。

  • 期間: 2026年3月 ~ 2026年夏
  • 対象: アプリ版「ヨルニモ」の全ユーザー
  • 利用方法: アプリをインストールし、会員登録をして利用してください。
    • Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.theoriatec.yorunimo
    • iOS: [https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%A8%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%A2-%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%80%85%E3%82%92%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%99%E3%82%8Bai%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%B2%A0%E8%8D%B7%E3%82%92%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%82%8B/id6756067870)

※キャンペーン終了後も自動で課金されることはありません。

テオリア・テクノロジーズの想いと今後の展望

介護者が孤立せず、自分自身を大切にできる環境は、個人のQOL(生活の質)を守るだけでなく、持続可能な社会の実現に不可欠です。テオリア・テクノロジーズは、テクノロジーの力を活用し、介護者が「一人で抱え込まない」社会インフラを構築していくとしています。今後は地域行政や企業との連携を深め、組織や地域全体で介護者を支える環境づくりに貢献していくとのことです。

テオリア・テクノロジーズ株式会社について

テオリア・テクノロジーズは「認知症との向き合い方を、テクノロジーで変えていく。」をミッションに掲げ、エーザイグループの一員として認知症という社会課題の解決を目指しています。

AIなどの先端技術に深い「共感」を宿らせ、一人ひとりの異なる「人生の物語(ナラティブ)」に寄り添いながら、健常・未病時の備えから診断後のケアまで、認知症に関する事業に取り組んでいます。

  • 本社所在地: 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 17F
  • 代表者: 坂田 耕平
  • 設立: 2023年9月4日
  • 資本金: 8億円
  • 事業内容: 医療・健康に関するデータを活用したサービス、その他ヘルスケア関連サービスの提供
  • URL: https://theoriatec.com/


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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77