岩手県宮古市で「みやこ圏域障がい者支援アプリ」が提供開始
2026年2月2日、岩手県宮古市において、株式会社ミラボが開発する「障害者支援アプリ」を基にした「みやこ圏域障がい者支援アプリ」の提供が開始されました。このアプリの導入は、ミラボが提供する障害者支援アプリとしては東北地方で初めての事例となります。

導入の背景と目的
宮古市は、2022年5月25日に公布・施行された「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」の趣旨を踏まえ、障害のある方々が必要な情報やサービスをいつでも取得・利用できる環境を整えることを目指してきました。また、2023年度に実施された福祉計画策定のためのアンケート調査では、「障害福祉に関する情報をアプリで取得したい」という多くの声が寄せられ、デジタルを活用した情報提供の必要性が明らかになりました。
これらの背景から、宮古市はミラボの「障害者支援アプリ」を導入し、宮古市独自のアプリとしてリリースするに至りました。
- 参考:障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jouhousyutoku.html
「みやこ圏域障がい者支援アプリ」の主な機能
「みやこ圏域障がい者支援アプリ」には、障害のある方々やそのご家族、支援者の生活をより便利にするための多彩な機能が搭載されています。

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一人ひとりのニーズに合わせた「お知らせ配信」
市からのお知らせをアプリ内でスピーディーに配信。配信対象者を条件で絞り込めるため、利用者一人ひとりに必要な情報が届きやすくなり、利便性の向上や支援施策・イベントの認知度向上に繋がります。 -
「障がい福祉の手引き」デジタル化・絞り込み検索
冊子で配布されている「障がい福祉の手引き」や市のウェブサイトの情報がデジタル化され、目次だけでなく、障害種別や等級などの条件で絞り込み検索が可能です。常に最新の情報がアプリ内で確認できます。 -
障害福祉サービス等「事業所一覧」
市内の事業所等の基本情報が一覧で確認でき、サービス種別などの目的に合わせて検索できます。 -
デジタル障害者手帳「ミライロID」連携
アプリからワンタップでデジタル障害者手帳「ミライロID」を表示できます。これにより、スマートフォンの活用で障害者手帳の携帯がより便利になります。 -
バリアフリーマップ
公共施設などのバリアフリー情報を、条件で絞り込み検索し、写真で確認できます。車いす・オストメイト・ベビーチェア対応トイレやベビーベッドの有無などが把握しやすくなります。 -
サポートファイルのデジタル化
発達に支援が必要な子どもの成長記録や支援内容を記録・管理するサポートファイルをデジタル化。アプリ内で簡単に入力・PDF出力ができ、手書きの手間を省くとともに、保健・医療・福祉・保育・教育・就労支援などの関係機関との情報共有がスムーズになり、より良い支援に繋がります。
ダウンロード方法
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アプリ名:「みやこ圏域障がい者支援アプリ」
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App Store、Google Playで「みやこ圏域障がい者支援アプリ」を検索
宮古市からの期待の声
宮古市保健福祉部福祉課の金澤課長は、アプリ導入のきっかけとして、市民からの「障害福祉に関する情報をアプリで取得したい」という声が多数寄せられたことを挙げています。アプリの機能については、プッシュ通知でのお知らせや「障がい福祉の手引き」のデジタル化、サポートファイル機能、事業所一覧、バリアフリーマップなどを紹介しました。

今後の展望として、金澤課長は「みやこ圏域障がい者支援アプリ」の名称の通り、将来的には宮古圏域全体の障害福祉に関する情報をまとめて確認できる環境づくりも視野に入れているとコメントしています。ミラボと連携しながら、利用状況や利用者の声を反映して改善を重ね、継続的に活用されるアプリを目指していくとのことです。
ミラボが提供する「障害者支援アプリ」とは
ミラボの「障害者支援アプリ」は、自治体からのお知らせ配信、オンライン予約、デジタル障害者手帳「ミライロID」連携など、障害者支援に関わる多様な機能を備えた自治体向けサービスです。

これまでアナログで行われていたサービスをデジタル化することで、利用者である障害のある方々や介助者の利便性向上と共に、サポートを行う自治体や支援施設の業務効率化を両立させることが期待されています。
主な機能(自治体により導入機能は一部異なります)
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お知らせ配信・プッシュ通知
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オンライン予約
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ミライロID連携
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障害福祉案内冊子のデジタル化・絞り込み検索
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施設・窓口検索
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バリアフリーマップ
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サポートファイル
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バス無料乗車券
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アンケート
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ヘルプカード
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多言語対応
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アクセシビリティ対応
全国での導入事例
ミラボの「障害者支援アプリ」は、全国の様々な自治体で導入されています。
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みなと障害者支援アプリ(東京都 港区)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=131032 -
ちがさき障がい者支援アプリ(神奈川県 茅ヶ崎市)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=142077 -
ミライク -MIRAIKU-(東京都 江戸川区)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=131237 -
飛騨市障がい者支援アプリ(岐阜県 飛騨市)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=212172 -
ココみる(栃木県 那須塩原市)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=092134 -
わく・わくアプリU(栃木県 宇都宮市)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=092011 -
かまくら障害者支援アプリ(神奈川県 鎌倉市)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=142042 -
ひたちなか市障害者支援アプリ(茨城県 ひたちなか市)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=082210 -
台東区障害者支援アプリ ささえ〜る(東京都 台東区)
https://lg-pwd.jp/home?citycode=131067 -
ミラボ「障害者支援アプリ」製品ページ:https://mi-labo.co.jp/product/pwd-app/
デジタルで誰もが暮らしやすい社会へ
岩手県宮古市での「みやこ圏域障がい者支援アプリ」の提供開始は、東北地方におけるデジタルを活用した障害者支援の新たな一歩となります。このアプリは、障害のある方々が必要な情報をより簡単に、そしてスピーディーに得られるようサポートし、日々の生活を豊かにするでしょう。宮古市が描く「宮古圏域全体での情報集約」という今後の展望も踏まえ、デジタル技術がもたらす誰もが暮らしやすい社会の実現に、このアプリが大きく貢献していくことが期待されます。
ミラボでは、アプリ導入を検討している自治体向けに個別説明会を随時実施しています。詳細については、以下よりお問い合わせください。
(注:ウェブサイトおよびアプリケーションで視覚障害を抱える方がスクリーンリーダーを利用した際、「障がい者」という表記が「さわりがいしゃ」と認識されるケースがあるため、本記事ではアプリケーション名称・一部サービス名称を除き「障害者」という表記に統一しています。)



