2026年1月16日、愛知県西尾市に就労継続支援B型事業所「ココトモワークス西尾」が新たに開設されました。この施設は、農業分野の人手不足という地域課題の解決と、障がいのある方々が社会で活躍できる「稼ぐ・輝く」居場所づくりを同時に目指す、農福連携の拠点です。
開設を記念し、西尾市長やJA西三河組合長をはじめとする行政・地域関係者を招いたオープニングセレモニーおよび内覧会が実施されました。

地域課題に応える「誰ひとり取り残さない居場所」
「ココトモワークス西尾」の開設は、西尾市が抱える地域課題に対応するためです。運営を行う株式会社ネットアーツは、これまでに「ココトモワークス犬山」で培った運営モデルを西尾の地域特性に合わせて導入しました。農作業や軽作業など多岐にわたる「働く場」を提供し、単なる就労支援にとどまらず、障がいのある方が地域社会で役割を持ち、自分らしく活動できる「誰ひとり取り残さない居場所」の実現を目指しています。
官民連携で新しい福祉への期待
オープニングセレモニーでは、官民連携による「新しい福祉」への大きな期待が寄せられました。
西尾市長の中村健氏は、「賃金だけでなく、やりがいや居場所づくりの重要性」を強調し、市の支援事業への協力についても言及しました。JA西三河組合長の齋藤種治氏は、「農業の人手不足」という課題に対し、新施設を通じた雇用創出と協力体制に意欲を示されました。また、衆議院議員の重徳和彦氏は、「障がい者が主役となり作る製品が、適正に評価される循環」への期待を述べられました。
株式会社ネットアーツの代表取締役である齋藤秀一氏は、グループとして取り組んできた犬山での成功事例を活かし、地域と共に発展させたい決意を語りました。

実際の作業を体感できる内覧会
セレモニー後に行われた内覧会では、来賓の方々が実際の作業スペースを見学しました。箱折り作業の体験などを通じ、利用者が担う役割の具体像が共有され、施設の活動への理解が深まりました。

「ココトモワークス西尾」施設概要
「ココトモワークス西尾」は、愛知県西尾市野々宮町斉藤泓25-1に位置し、名鉄西尾線「福地駅」から徒歩約20分の場所にあります。西尾地域における障がい者の働く場所の創出と居場所の提供を目的としています。
主な業務内容としては、店舗での接客、催事イベント販売、メッセージカードづくり、冷凍自販機の補充、農作業など、多岐にわたる活動が予定されています。


社会課題解決を目指す株式会社ネットアーツの取り組み
「ココトモワークス西尾」を運営する株式会社ネットアーツは、「誰ひとり取り残さない居場所を創る」というビジョンを掲げ、社会課題の解決に取り組んでいます。
同社はシステム開発会社でありながら、自社グループで福祉の現場を運営するというユニークなアプローチを展開しています。就労継続支援B型事業所や放課後等デイサービスを運営するほか、グループ会社の株式会社ココトモファームと連携し、農福連携や6次産業化(バウムクーヘンの製造・販売)を通じて、多様な人々が活躍できるリアルな就労の場を創出しています。
また、ネットアーツが開発・販売する施設運営システム「HUG」は、放課後等デイサービスや児童発達支援にかかわる業務を一元管理できるクラウド型の支援システムです。2016年のリリース以降、現場の声に寄り添った機能改善を重ね、現在では全国47都道府県、9,000を超える事業所で導入されています。このシステムは、煩雑な請求業務や書類作成を効率化・自動化することで、職員が子どもたち一人ひとりと向き合う時間を創出することを目指しています。
施設運営システム「HUG」の詳細はこちらからご覧いただけます。
https://www.hug-srss.com/
株式会社ネットアーツの企業サイトはこちらです。
https://www.netartz.com/
このように、現場での課題をシステム開発にフィードバックする「現場発信のDX」と、農業・商業・福祉を融合させた実践的な場づくりを組み合わせることで、福祉現場の業務効率化と、利用者が可能性を最大限に引き出せる社会の実現を目指しています。
まとめ
「ココトモワークス西尾」の開設は、愛知県西尾市における農福連携の新たな一歩であり、障がいのある方々が地域社会で自分らしく輝ける居場所を創出する重要な取り組みです。官民連携のもと、この施設が地域に根ざし、多くの人々に希望と活力を与える拠点となることが期待されます。

