双極性障害と障害者手帳:あなたの「働きたい」を支える無料ガイドブックが登場
「気分の波に振り回されて、なかなか思うように働けない…」「将来が不安だけど、何から始めたらいいのかわからない」
このような悩みを抱える双極性障害のある方へ、就労移行支援事業所キズキビジネスカレッジ(KBC)が心強いサポートを提供します。このたび、双極性障害を持つ方が安心して次の一歩を踏み出せるよう、『障害者手帳 活用ガイドブック』が無料で公開されました。

ガイドブックでわかること
このガイドブックは、双極性障害を持つ方が障害者手帳を検討する際に役立つ情報が網羅されています。手帳の基本的な仕組みから、具体的な申請プロセス、そして取得によって得られるメリットまで、分かりやすい言葉で丁寧に解説されています。
具体的には、以下の内容が詳しくまとめられています。
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双極性障害とは何か
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障害者手帳の全体像
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双極性障害のある方が障害者手帳を取得するメリット
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障害者手帳の申請手順と準備
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障害者手帳以外に利用できる支援制度や支援機関
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双極性障害と障害者手帳に関するよくある質問

障害者手帳の取得メリット
障害者手帳は、単なる証明書ではなく、治療と生活を両立するための大切な仕組みです。ガイドブックでは、主に以下のメリットが挙げられています。
医療費の助成
長期的な治療が必要な双極性障害において、通院や治療薬の費用は大きな負担となりがちです。障害者手帳を持つことで、自立支援医療(精神通院医療)の利用が容易になり、通院医療費の自己負担が原則1割に軽減されます。例えば、月7,000円の医療費がかかる場合、自己負担を700円に抑えることが可能です。
税制上の優遇
障害者手帳を所持している方は、所得税と住民税の障害者控除を受けられます。精神障害者保健福祉手帳1級の場合、所得税は所得金額から40万円、住民税は30万円の控除が適用されます。2級・3級の場合も、所得税27万円、住民税26万円が控除されます。また、相続税における障害者控除の特例も利用できます。

ガイドブックの入手方法
この『障害者手帳 活用ガイドブック』は、以下のリンクから無料でダウンロードできます。簡単なフォームへの入力後、自動返信メールでダウンロードURLが届きます。
また、双極性障害のある方が取得できる障害者手帳の概要や支援内容、申請の流れ、障害年金の概要などについて解説したコラムも公開されています。ぜひ本資料と併せてご活用ください。
双極性障害のある人も障害者手帳を取得可能 支援内容や申請する流れを解説
一人で抱え込まず、支援を活用しましょう
双極性障害は、躁状態と抑うつ状態を繰り返す特性から、就労、生活、金銭面など、複数の悩みが重なりやすいことがあります。しかし、これらの悩みを一人で解決しようとする必要はありません。障害者手帳をはじめとする様々な支援を活用することで、専門家や支援者とつながり、少しずつ状況を改善していくことが期待できます。
このガイドブックが、あなたの「次の一歩」を考えるための道しるべとなることを願っています。

