子どもの「質問」は愛着の成熟度を示すサイン

本書では、「質問ができるかどうか」は、知的能力やトレーニングの有無だけでなく、人と関わる土台となる「愛着」の成熟度に大きく影響されると解説されています。こだわり行動からルーティン、そして「ずれ」が生じることで質問へと発展するという発達の流れが整理されており、保護者がお子さんの現在の発達段階を客観的に把握できるよう構成されています。

書籍の主な内容

  • 1.こだわりは子どもの世界が広がったサイン
  • 2.自閉っ子のこだわりって何が問題なの?
  • 3.質問してもらうにはどうする?4ステップ
  • 4.おわりに

著者が語る「質問が自然に生まれる状態の育て方」

著者の桜山尚氏は、ことばが苦手な自閉症児が、母親との愛着を深めることでことばが伸びる関わり方を専門としています。本書は、「質問を教える方法」ではなく、質問が自然に生まれる状態をどのように育てるかに焦点を当てています。発達科学コミュニケーションのメソッドに基づき、家庭で実践できる関わり方が段階的に整理されており、自閉症と診断されたばかりの家庭でも取り組みやすい内容です。

保護者支援や子育て支援に関わる方々にとっても、「こだわり行動の捉え直し」という観点から実践的な示唆が得られるでしょう。

桜山尚氏

著者プロフィール:桜山尚氏

発達科学コミュニケーショントレーナーの桜山尚氏は、保育士・幼稚園教諭二種、小学校教諭の資格を持ち、小学校教諭として10年間勤めた経験があります。脳の発達を促すおうち療育術を通じて、7,000組以上の親子をサポートしてきました。特に、目が合わない、要求しか伝えない、親との関わりを強く求めないといったお子さんを持つ保護者に対し、親子の「愛着」の重要性に着目した支援を提供しています。

桜山尚氏のInstagram: https://instagram.com/sakurayama_nao

発達科学コミュニケーションとは

発達科学コミュニケーションは、発達科学ラボ主催の吉野加容子氏が、臨床発達心理士としての15年間の実績と経験、および脳科学・心理学・教育学の知識を基に独自にまとめた、科学的根拠に基づくコミュニケーション法です。このメソッドは、子どもの特性を理解し、その良さを引き出す日常のコミュニケーション術として開発されました。お子さんとの会話を通じて、困った行動を減らし、意欲や能力を伸ばすことを目指します。

電子書籍のダウンロード方法

『自閉症の子が質問してくれるようになる本』は、以下のリンクからメールアドレスと氏名を入力することで無料でダウンロードできます。

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Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77