運動と遊びを通じた発達支援

「ぽかぽかステップスポーツ」のプログラムは、安田式体育あそび、アナログゲーム、そして学習を柱に構成されています。

安田式体育あそびで心と体を育む

日本の教育者である安田祐治氏が提唱する「安田式体育あそび」を導入しています。これは、ルールや競争を排除し、子どもたちが自発的に運動を楽しむことを重視する方法です。体育あそびを通して「楽しい」「やってみたい」「できた」という気持ちを大切にし、遊びの中で成功体験を積み重ねることで、達成感や満足感を味わい、やる気や自主性を育みます。

子供たちが室内で体操やマット運動を楽しんでいる様子

「脳は全身の器官を育む」という考え方に基づき、楽しく身体を動かすことで脳を活性化させ、心と身体の土台づくりを行います。また、安全な環境の中で活動することで、共感力、模倣力、観察力、発見力、判断力、対応力といった、社会で生きていく上で必要な力を育んでいきます。

サッカー療育で多様な効果を期待

運動プログラムの一環として、「サッカー療育」にも取り組んでいます。これにより、子どもたちには以下のような多岐にわたる良い効果が期待されています。

  1. 身体機能の向上
  2. 社会性の発達
  3. 認知機能の刺激
  4. 感情のコントロールと自己肯定感の育成
  5. コミュニケーション能力の向上

「遊び」を通じた自然な学びと、多様な子どもの受け入れ体制が「ぽかぽかステップスポーツ」の強みです。

少年たちがサッカーをしている様子

アナログゲームと個別学習で考える力を育成

松本太一先生監修のアナログゲーム

アナログゲームでは、東京学芸大学大学院障害児教育専攻を卒業した教育学修士の松本太一先生監修のもと、一人ひとりの「今の状態」に合ったゲームを通じて支援を行います。「今できること」と「少し頑張ればできること」を大切にしながら、感覚刺激、ルール理解、順番、勝ち負けの経験を通して、人と関わる力、感情のコントロール、考える力を育てます。

個別最適化された学習支援

学習面では、児童発達支援と放課後等デイサービスで異なるアプローチが取られています。

児童発達支援では、絵本の読み聞かせやプリント、微細運動を通じて学びの基礎を育てます。一方、放課後等デイサービスでは、パソコン・タブレット教材「すらら」を活用。無学年方式で一人ひとりの理解度に合わせた学習を進めることで、学ぶ楽しさと自信、そして学習習慣の定着を支援します。

この学習支援により、以下の効果が期待されます。

  1. 個別最適化された学習
  2. 基礎学力の定着
  3. 自主学習の習慣化・学力向上と自信の育成
  4. 不登校・発達障害のサポート

少年たちがパソコン学習をしている様子

遊びと学びの相乗効果

「ぽかぽかステップスポーツ」では、体育あそびで脳と身体を活性化させることで、アナログゲームや学習にも集中して取り組めるよう、「最後まで楽しく過ごせる」一日の流れを大切にしています。遊びながら育ち、楽しみながら伸びる療育を提供し、子どもたちの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77