Last Updated on 2024年10月10日 by 菅間 大樹

2025年、東京都港区では世界陸上競技選手権大会とデフリンピックという2つの大規模な国際大会が開催されます。この機会を前に、港区では「Cheer on!2025 MINATO CITY」と銘打ったイベントを開催します。

元陸上競技選手の為末大さんとデフ陸上競技の髙田裕士さんによるスペシャルトークショーなどを開催

2024年9月29日(日)、港区スポーツセンター5階アリーナにて、入場無料・申込不要のスポーツ体験会が行われます。午前10時から午後4時まで、誰でも自由に参加できるこのイベントでは、世界陸上とデフリンピックの競技を直接体験できる貴重な機会が用意されています。

イベントのハイライトは、元陸上競技選手の為末大さんとデフ陸上競技の髙田裕士さんによるスペシャルトークショー。400mハードルの第一人者である両氏から、競技の魅力や挑戦の心得を直接聞くことができます。

競技体験ブースでは、10m短距離走や9.58秒タイムチャレンジなど、陸上競技の醍醐味を味わえるアクティビティが目白押し走り高跳びやミニハードル体験も用意され、陸上競技の多様性を体感できます。さらに、デフバスケットボールの体験コーナーもあり、聴覚障害者スポーツの世界に触れることができます。

東京都のブースでは、ジャベリックボール投げが体験できます。これは、やり投げを安全に楽しめるよう考案された競技で、本格的な投擲種目の面白さを体験できるでしょう。

イベントを盛り上げる仕掛けも充実しています。トリックアートフォトブースでは、まるで選手になったかのような写真が撮影可能。スタンプラリーや手話クイズコーナーも設けられ、楽しみながら両大会への理解を深められます。

同時開催の企画展では、世界陸上とデフリンピックを紹介するパネル展示が行われます。陸上競技の世界記録を体感できる体験型展示は、トップアスリートの凄さを実感するのに最適です。また、デフスポーツで使用される特殊な用具の展示もあり、聴覚障害者スポーツの特徴や工夫を学べます。

この「Cheer on!2025 MINATO CITY」は、2025年に控える2つの大会への期待を高め、スポーツの魅力を再発見する絶好の機会です。港区民はもちろん、スポーツファンや障害者スポーツに興味のある方々にとって、見逃せないイベントとなるでしょう。

         ところ            とき  
港区役所1階ロビー9月13日(金曜)~27日(金曜)
みなとパーク芝浦1階アトリウム(中央)他10月1日(火曜)~14日(月曜・祝)
赤坂区民センター3階文化情報コーナー10月16日(水曜)~29日(火曜)
麻布地区総合支所1階ロビー11月1日(金曜)~14日(木曜)
高輪コミュニティーぷらざ1階正面入り口11月16日(土曜)~29日(金曜)
台場区民センター2階展示ギャラリー12月1日(日曜)~14日(土曜)

特設サイト https://www.cheeron2025.jp

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77