「あたりまえ」を問い直し、共に未来を「つくるをひらく」

普段「あたりまえ」に使っているモノやサービスが、本当にすべての人にとって「あたりまえ」であるとは限りません。難病や慢性疾患、障がいを抱える方々にとって、日常生活には様々な「困った」「不便」が存在します。しかし、これらの声は製品・サービス開発の初期段階で抜け落ちやすい傾向にあります。

「つくるをひらく」は、当事者の経験を単なる「意見」ではなく、「開発の力」に変える場として企画されました。例えば、雨の日に傘をさすという行為一つをとっても、力が入りにくい人や、足が不自由で外出をためらう人にとっては「あたりまえ」ではない場合があります。

もし「手に力が入らなくても簡単に差せる傘」や「杖や車いすユーザーでも雨の日に不安なく外出できるグッズ」があれば、きっと、多くの人の笑顔が増えるでしょう。そして、その笑顔が社会全体に広がり、「だれかのイイは、みんなのイイ」という考え方に変わっていくことを目指しています。

参加することで得られるメリット

このワークショップは、当事者と開発者の双方に大きなメリットをもたらします。

メーカー担当者の方(定員:6名)

  • インクルーシブデザインによる製品・サービス開発のヒントが得られます。
  • 難病・障がい当事者の声を直接聞くことで、「みんなのあたりまえ」を再定義する機会となります。

難病・慢性疾患・障がい当事者の方(定員:6名)

  • 日常の「困った」「使いづらい」をメーカーに直接伝えられます。
  • 自身の経験が、誰かの役に立つという実感を得られます。

開催概要

対象者 ・難病や慢性疾患、障がいを抱える当事者(定員6名) ・生活者が使う製品やサービスを作られているメーカーの方(定員6名)
日時 2026年2月7日(土)13:00-15:00
会場 日本橋三井タワー12F (東京都中央区日本橋室町2-1-1) 会場協賛:中外製薬株式会社
参加費 無料
お申込みフォーム https://forms.gle/Y4JC7JnZCfBeqeWd8
※先着順のため、定員に達し次第締め切りとなります。
内容 対話を重視した交流型ワークショップです。日常生活の「困りごと」や「工夫」の共有、使っている製品・サービスの良い点/気になる点の話し合い、「こんなのあったらいいな」というアイデア出しを行います。

一般社団法人エニワンプロジェクトについて

一般社団法人エニワンプロジェクト ロゴ

一般社団法人エニワンプロジェクトは、「OTAGAISAMA(お互いさま)」の精神と「ON-OKURI(恩送り)」の心を大切に、「病気がある人もない人も当たり前に生きられる世の中」を目指して活動する非営利型の法人です。運営メンバーは難病と共に生きてきた当事者であり、その経験を生かして、病気や障がいがあっても挑戦できる場を作り続けています。

活動内容には、毎月開催される患者同士、家族・支援者、または両者が参加する交流会(COMMU、SUPPO、SHARE)や、当事者の声を社会に届けるためのアンケート調査・インタビューサポート、講演、メディア出演、製薬企業・教育機関との協働プロジェクトなどがあります。

エニワンプロジェクトは、活動に賛同し、共に活動を広げてくれる法人・個人スポンサーを募集しています。個人からの寄付は、寄付サイト「congrant(コングラント)」にて受け付けています。

誰もが生きやすい社会へ

このワークショップが、多様な人々にとっての「あたりまえ」を理解し、真にインクルーシブな製品やサービスが生まれるきっかけとなることでしょう。当事者の声が開発の初期段階から取り入れられることで、より多くの人が快適に生活できる社会の実現に繋がると期待されています。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77