大学スポーツの価値と未来への貢献

UNIVAS会長の福原紀彦氏は、開会にあたり「スポーツは人類の持続可能性と進化に不可欠な営みであり、大学は人類の知恵と力を結集するかけがえのない存在である」と述べ、大学スポーツが社会にもたらす価値の重要性を強調しました。また、スポーツ庁長官の河合純一氏も祝辞の中で、「UNIVAS AWARDSは学業、競技、社会貢献で活躍する学生、人材育成に寄与する指導者、そして安心・安全なスポーツ環境を整える大学を表彰している」と触れ、スポーツを通じて誰もが自分らしく生きられる社会を目指すというスポーツ庁の姿勢を表明しました。

最優秀賞に輝いたアスリートたち

各部門で最優秀賞を受賞したのは、日本の大学スポーツ界を牽引する選手たちです。

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞・文部科学大臣賞には、日本体育大学 レスリング部の藤波朱理選手が選ばれました。「大学最後にこのような賞をいただけて光栄に思います。この賞を活力に明日からも成長できるよう頑張っていきます」と感謝を伝えました。

「マン・オブ・ザ・イヤー」最優秀賞・文部科学大臣賞は、東洋大学 陸上競技部 短距離部門の柳田大輝選手が受賞しました。ビデオメッセージで「2026年シーズンは名古屋で開催されるアジア大会で、100mとリレーの両種目において金メダルを獲得できるよう練習に励んでいきたい」と意気込みを語りました。

アラムナイ・アウォードとアスリート支援

大学スポーツ出身者を表彰する「アラムナイ・アウォード」は、株式会社三井住友フィナンシャルグループ 取締役 執行役社長 グループCEOの中島達氏が受賞しました。中島氏は、SMBCグループが取り組む大学アスリート支援プログラム「シャカカチ BOON BOON PROJECT」を紹介。「金銭面だけでなく、著名アスリートによる実技指導や就職サポートまで活動の幅を広げている」と述べ、今後も日本のスポーツ振興のために尽力する姿勢を示しました。

その他の主な最優秀賞受賞者

  • ルーキー・オブ・ザ・イヤー ウーマン 最優秀賞:信濃明梨氏(羽衣国際大学 テコンドー)
  • ルーキー・オブ・ザ・イヤー マン 最優秀賞:西川我咲氏(東洋大学 水泳部)
  • サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー ウーマン 最優秀賞:小保方愛香氏(中央大学 体育連盟女子ラクロス部)
  • サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー マン 最優秀賞:久保田高徳氏(立命館大学 体育会バドミントン部)
  • コーチ・オブ・ザ・イヤー 最優秀賞:上水研一朗氏(東海大学 男子柔道部)
  • デュアルキャリア形成支援優秀取組賞 最優秀賞:関西学院大学 競技スポーツ局(KGAD)
  • 安全安心環境構築優秀取組賞 最優秀賞:明治国際医療大学 アスリートサポートセンター
  • 大学スポーツプロモート優秀取組賞 最優秀賞:大東文化大学 スポーツ振興センター
  • スポーツ庁長官賞「大学スポーツ組織運営優秀取組賞」最優秀賞:熊本学園大学 スポーツ振興センター

各部門の受賞者一覧は下記より参照できます。
https://img.univas.jp/uploads/2026/03/04102738/final_UA2025-2026list.pdf

UNIVASは、今後も学修環境の充実、安全・安心して競技に取り組める環境整備、そして大学スポーツ全体の価値向上に向けて活動を続けていくとしています。森健司選手をはじめとする多様なアスリートたちの活躍は、大学スポーツが目指す「誰もが自分らしく生きられる社会」の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
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