【内容情報】(出版社より)
「社会的なもの」は政策実践においていかなる意義をもってきたのか。この理念の来歴からドイツ福祉国家の成立過程を明らかにする。
19世紀後半、ドイツ社会国家の基礎をなす社会保険制度が成立した。この成立を支えたとされる「社会的なもの」の理念はいかにして生まれ、実際の制度形成に結びついていったのか。ニクラス・ルーマンの自己言及的システム論と機能分化論を批判的に継承しつつ、近代社会における制度と知の連関を歴史社会学的に探究する。
- 発売日 : 2021/2/18
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4326603356
- ISBN-13 : 978-4326603350
- 出版社 : 勁草書房
- 言語 : 日本語