【内容情報】(出版社より)

初めての仕事でも、ひとたび現場に出れば、そのときにもっている自分の全てで被支援者と向き合わなければならない。悩みながら接するうちふと成長をつかむ瞬間がある。苦悩を乗り越え活躍を続ける20人の支援者の物語。

●著者紹介
都筑 学(つづき まなぶ)
中央大学文学部教授。博士(教育学)。主な研究テーマは,時間的展望の発達,進路選択と時間的展望の関係,ライフコースと人間発達,写真投影法による人間理解など。
著書に『大学1年生のための伝わるレポートの書き方』(単著,有斐閣, 2016),『高校生の進路選択と時間的展望―縦断的調査にもとづく検討』(単著,ナカニシヤ出版, 2014),『今を生きる若者の人間的成長』(単著,中央大学出版部, 2011),『やさしい発達心理学―乳児から青年までの発達プロセス』(編著,ナカニシヤ出版, 2008),『働くことの心理学―若者の自分さがしといらだち』(編著,ミネルヴァ書房, 2008)ほか多数。

主な内容

第1部 心理臨床の現場で働く
1 自分の道を自分で運転するということ(精神科・心療内科クリニック心理士)
2 心理士として最初の5年間(発達センター心理士)
3 臨床歴10年目を迎えて(児童精神科クリニック心理士)
4 人への好奇心と柔軟性を大事にしてきた心理職の「支援者」としての日々(スクールカウンセラー,保健センター心理相談員)
5 心理臨床における贈り物(発達クリニック心理士)
6 支援者の成長―複数の仕事を経験して―(健康相談室心理士)
7 継続が適応になる(企業相談室カウンセラー)
第1部コメント 支援者になっていくこととは?

第2部 福祉・障害の現場で働く
1 ひとりではなくみんなで(地域療育センター心理士)
2 高次脳機能障害に寄り添って(介護ヘルパー)
3 福祉施設で思うこと(地域活動支援センター相談員)
4 人との出会いと向き合い方(障害者支援施設施設長)
5 支援から学び,支援に生かす(就労支援施設施設長)
6 作業療法士として考え,感じること(病院作業療法士)
第2部コメント ライフヒストリーから読む「支援者の成長」

第3部 教育・保育の現場で働く
1 「へっぽこ先生,保育で自分も育つ」の巻―保育を通して見つけた四つの力―(保育者)
2 成長を導く My Seven Rules(小学校教員)
3 子どもとともに成長する教員―通常学級と特別支援学校の現場を経験して―(特別支援学校教員)
4 学習指導を通した指導者の成長―8年目の塾長より―(個別指導学習塾塾長)
5 生徒たちとともに―特別支援学校の教員としての歩み―(特別支援学校教員)
6 ある小学校教諭と社会教育主事の理論と実践(小学校教員・教育委員会)
7 教職員を支える大学職員(大学職員)
第3部コメント 他者との相互作用に支えられた支援者の成長

  • 発売日 : 2021/4/5
  • 単行本 : 192ページ
  • ISBN : 978-4779515224
  • 出版社 : ナカニシヤ出版
  • 言語 : 日本語

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。