【内容情報】(出版社より)
わたしたちはいかにして当事者となるのか。 「私は**です」というカミングアウトだけが当事者性の表明ではない。練られた言語表現による宣言を発することで名乗りを上げることもでき、逆に、ある種の行為や存在自体が非言語的な宣言とみなしうる場合もある。 さらには、新規性のある宣言によって新たな可能性を孕んだ当事者が創造されたり、非当事者性が炙り出されることもある。 つまり、当事者は宣言を生み出し、宣言は当事者を生み出すのである。
触常者宣言/障害者スポーツ/青い芝の会/吃音者宣言 障害ソーシャルワーク/アブノーマライゼーション宣言 ユニークフェイス/ゲイ・スタディーズ/だめ連宣言/人権宣言/男性非暴力宣言/未来主義宣言/認知症の人…… 本書は、上記のような宣言や行為・存在に注目することで、人間をめぐる言葉とカテゴリーのダイナミズム迫る社会学を誕生させるものである。
- 発売日 : 2021/4/5
- 単行本 : 360ページ
- ISBN : 978-4798916545
- 出版社 : 東信堂
- 言語 : 日本語