【内容情報】(出版社より)
『脳に何かがあったとき』Vol.2 2021年4月号です。
「脳卒中や交通事故などで脳にダメージを負った場合に、障害が残る場合があります。」
こう聞くと「それはそうだよ」と思いますよね。
でも実際、脳にダメージを負った人が、退院してから困るケース、そして復職や復学、就労で困りごとにぶつかるケースがとても多いのです。
中には、「高次脳機能障害」や「失語症」などの診断がついていない人、お医者さんに説明を受けていない人、また、この障害のためにお医者さんの話した説明内容を記憶していないという場合もあるのです。
各月、2名の当事者インタビュー。
復職、就職にあたり困ったことについて、インタビューをしています。
今回インタビューにお答えいただいたのは、交通事故による脳出血で高次脳機能障害の当事者となった職歴47年の寿司職人、そして脳卒中を原因に当事者となった看板製作業の男性です。
いずれも日常生活のシーンではそれなりに不自由を抱えながらも病前職に復帰したケースですが、前者の寿司職人は診断としっかりしたリハビリ課題を提供されたうえで復職したのに対し、後者の看板製作業の男性は未診断無支援の中で日常復帰し、お仕事ではなく家庭内でその特性を激しく障害化してしまったという、明暗の分かれたお二人となります。
片や万全の支援と家族理解の中、安らかな今に至る当事者。片や無支援と無理解の中で人生で最も大事なものを失い、今ももがき続ける当事者。同じ高次脳機能障害でも、診断や支援の有無で「その後の人生」にこれほど落差が生じるのを目の当たりにすると、今後の本誌に課せられた使命の重さにもまた、身が引き締まる思いがします。
冊子会員という制度もあります。
この冊子を毎月お届けする冊子会員になりませんか。会費は月千円です。
冊子会員特別サイトもあり、そこで会員限定のミニ動画などを閲覧することができます。
詳細はNPO法人Reジョブ大阪のサイトをご覧ください。
- 発売日 : 2021/5/11
- オンデマンド (ペーパーバック) : 26ページ
- 出版社 : NextPublishing Authors Press
- 言語 : 日本語