【内容情報】(出版社より)

プーさんの森の児童相談所に虐待通告があったら…

そんな着想から、ソーシャルワーカーをめざす大学生たちが児童福祉の視点で「プーさん」シリーズを読み解き、考える。

保護者がいない、ピチピチのTシャツしか着ていない、ハチミツへの異常な執着…
通告を受けたソーシャルワーカーたちは、自分たちの権力性と向き合いながら、プーさんの〝ケース〟にどう向き合えばいいのだろうか? 支援の視点を問う一冊。

目次
はじめに
1 与えられた資料
2 プーさんの福祉についての長い議論
(1)プーさんの年齢について
(2)プーさんの健康状態について
(3)プーさんの精神的な問題あるいは障害について
(4)プーさんの家の中の、保護者の影について
(5)プーさんの実際の保護者にあたる住民について
(6)プーさんの地域生活について
(7)プーさんの事故や緊急時のリスクについて
3 私たちのプーさんの〝ケース〟の捉え方について
(1)プーさんが保護される物語
(2)プーさんが保護されない物語
(3)ケースは究極的には終結できない
解説 プーさんの森にソーシャルワーカー?
(1)プーさんの異様な世界
(2) 児童家庭福祉の基本理念と児童虐待ケース
(3)想像力と文学性 おわりに

篠原拓也
1987年大阪市生まれ。大阪府立大学大学院人間社会学研究科社会福祉学専攻博士後期課程修了(社会福祉学博士)。専門は社会福祉原論、児童家庭福祉論。

  • 出版社 ‏ : ‎NextPublishing Authors Press
  • 発売日 ‏ : ‎2021/6/22
  • オンデマンド (ペーパーバック) ‏ : ‎ 120ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。