【内容情報】(出版社より)

月刊薬事2021年7月増刊号(Vol.63 No.10)
CKD・薬剤性腎障害・特殊な患者背景への実践的アプローチ! 腎臓病薬物療法コンサルテーション


【編 集】杉本 俊郎(滋賀医科大学総合内科学講座 教授/国立病院機構 東近江総合医療センター 内科診療部長)

●よくある症例に学ぶ、腎機能を考慮した薬物療法の考え方


腎臓に応じた薬剤の投与設計、薬剤性腎障害の予防・早期発見など、近年、多様かつ高度化する薬物療法において薬剤を有効・安全に使用するために薬剤師に期待される役割は高まっています。
本増刊号では、腎臓専門医がよく遭遇する薬物療法に関するコンサルテーション事例から、腎機能を考慮した薬物療法の最新の考え方を解説します。

【目 次】

第1章 総論1:腎臓病薬物療法の基礎知識
1.腎障害の診断の基本
 2.腎機能評価の基礎知識

第2章 腎機能低下時の薬物動態と投与設計
 1.腎疾患における臨床薬物動態〜基本原則
 2.急性腎障害(AKI)
 3.慢性腎臓病(CKD)
 4.血液透析
 5.腹膜透析

第3章 症例に学ぶ! 薬剤性腎障害の判断と対応
 1.薬剤性腎障害の発症機構
 2.急性腎障害(AKI)
 3.蛋白尿・ネフローゼ症候
 4.尿細管・間質障害
 5.ナトリウム濃度異常
 6.カリウム濃度異常
 7.カルシウム濃度異常
 8.リン濃度異常
 9.マグネシウム濃度異常
10.酸塩基平衡異常
11.高尿酸血症・腫瘍崩壊症候群
12.血圧・体液量異常

第4章 症例に学ぶ! CKD患者への薬剤の使い方
 1.抗リウマチ薬
 2.向精神薬
 3.輸 液
 4.生物学的製剤・分子標的薬
 5.NSAIDs
 6.麻 薬
 7.抗菌薬・抗真菌薬
 8.抗ウイルス薬
 9.降圧薬
10.ループ利尿薬
11.サイアザイド系利尿薬・抗アルドステロン薬・ vaptan系水利尿薬
12.抗凝固薬
13.造影剤
14.漢方薬
15.PPI
16.下 剤
17.免疫抑制薬
18.抗がん薬(古典的化学療法)

第5章 症例に学ぶ! 腎機能評価と薬剤投与時の注意点
 1.高齢者
 2.小 児
 3.妊 婦
 4.うっ血性心不全
 5.糖尿病
 6.腎移植患者
 7.周術期・集中治療 (critical care nephrologyの観点から)
 8.担がん・悪性腫瘍例(onco-nephrologyの観点から)
 9.終末期(palliative nephrologyの観点から)

  • 出版社 ‏ : ‎じほう
  • 発売日 ‏ : ‎2021/7/29
  • 雑誌 ‏ : ‎

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。