【内容情報】(出版社より)
「インクルーシブ保育ってなんだろう」
「私のクラス・園でも実践できる?」
「うまくいかないときはどうしたらいい?」
「保護者に理解・協力してもらうには?」
……そんな保育者さんの疑問にこたえる1冊です。
保育・幼児教育に携わる人なら、一度は耳にしたことのある「インクルーシブ保育」。
子どもたちにとってよいもので、取り入れる園も増え続けている……
そんな印象を抱いている方は多いと思いますが、具体的にどんなものなのかを説明したり、
さまざまなケースにどう対応していくのかは、唯一の正解がなく難しい問題ですよね。
本書では、実際の保育の現場での18のエピソードを読むことで、
それぞれのケースを担当保育者として体験するかのように
「インクルーシブ保育」への理解を深めることができます。
本書を通して感じた「インクルーシブ保育」の精神を、ぜひ日々の保育にいかしていってください。
【目次】
はじめに
著者より読者の皆さんへ
Introduction インクルーシブ保育の素朴な疑問
まず思い浮かべがちな疑問に対して答えました
1章 インクルーシブ保育ってなんだろう
インクルーシブ保育を理解するうえで欠かせない、基本の考え方と用語をやさしく説明しました
2章 インクルーシブ保育を実践しよう
現場での事例をもとに、インクルーシブ保育のメリットや対応の考え方へ理解を深めます
3章 子どもを中心に保護者と良い関係をつくろう
保護者の理解・協力をどのように得ていくかを事例から読み解きます
【著者紹介】
酒井 幸子 (さかい さちこ)
東京都公立幼稚園長、母子愛育会愛育幼稚園長、武蔵野短期大学教授・同附属幼稚園長、青山学院大学非常勤講師等を経て、現在、武蔵野短期大学客員教授・同附属保育園所長。その間、全国国公立幼稚園長会長、中央教育審議会幼児教育部会・特別支援教育部会委員等歴任。文京区在任時に文部科学省研究開発学校として「多様な個性に対応する教育課程の編成と実施~バリアフリーの心をもった幼児を育てるために~」をテーマに研究を推進。著書は『発達が気になる子の個別の指導計画』(共著/学研)、『保育内容 健康 あなたならどうしますか?』(編著/萌文書林)、『ケース別 発達障害の子どもたちと保護者をサポートする本 幼児編』(共著/ナツメ社)など多数。
中野 圭子 (なかの けいこ)
東京学芸大学幼稚園科卒業。東京都公立幼稚園で教諭として29年間勤務する。東京都文京区立柳町幼稚園在任時に、特別支援教育教諭免許・幼稚園専修免許を取得し、現在、臨床発達心理士、公認心理師。特別支援教室巡回相談、各区市の幼稚園、保育園の園内研究講師等を行っている。著書、監修書に『保育内容 人間関係―あなたならどうしますか?』(共著/萌文書林)、『気になる子のために保育者ができる特別支援』(監修/学研)、『ケース別 発達障害の子どもたちと保護者をサポートする本 幼児編』(共著/ナツメ社)などがある。
- 出版社 : ナツメ社
- 発売日 : 2023/1/18
- 単行本 : 176ページ