【内容情報】(出版社より)

◆高次脳機能障害のある人にうまく伝える秘訣をギュギュっと1冊に!

高次脳機能障害の特性に、理解力、処理速度、記憶力などの低下があります。
そのため、一度にたくさんのことを説明されても、理解するのに時間がかかったり、
覚えることができなかったりします。
また、自分の障害の状態を認識できない傾向の人もいるため、
周りがアドバイスや提案をしても「言われなくてもわかっている!」と
他人からの話を素直にきけない場合も少なくありません。

自分の障害についてきちんと理解し、つまずいた出来事について、
わかりやすい説明により「何がいけなかったのか」
「次はどうすれば行動すればいいのか」が自ら理解できるようになると、
社会復帰がぐっと近づきます。

本書は、名古屋市総合リハビリテーションセンターでの
長年にわたる実践に基づき、上手な伝え方のノウハウを
図とイラストをつかってわかりやすく解説しました。
伝え方の11のメソッドに加えて、「リハビリテーション」「生活」
「就労」「学校」などよくある50シーンを取り上げています。
高次脳機能障害のある人の支援にかかわる専門職やご家族、会社の上司や同僚など、
かかわりのあるすべての方に読んでいただきたい1冊です。

【主な目次】
序 章 高次脳機能障害とは(医学的説明)
第1章 わかりやすい説明で明解!症状理解編
1 注意
2 注意障害と対応
3 記憶
4 記憶障害と対応
5 遂行機能
6 遂行機能障害と対応 など20テーマ
第2章 障害の特性をふまえた「わかりやすい」説明 11のメソッド
メソッド1 見える化する
メソッド2 標準化・客観視する
メソッド3 図や絵を用いて説明する
メソッド4 メタファーを利用して説明する
メソッド5 平易な言葉や短いフレーズに置き換える など11テーマ
第3章 わかりやすい説明で納得!場面別不安・悩み解消編
1 リハビリテーション
2 生活
3 就労
4 学校
5 運転
6 制度 の分野で全50シーン

【著者情報】
◆監修
山田 和雄 社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団理事長
日比野敬明 名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院院長
稲垣 亜紀 なごや高次脳機能障害支援センター長
間瀬 光人 名古屋市立大学医学部脳神経外科教授
◆編集
稲葉健太郎 名古屋市総合リハビリテーションセンター自立支援部長
長野 友里 名古屋市総合リハビリテーションセンター臨床心理科長
◆著
名古屋市総合リハビリテーションセンター(なごや高次脳機能障害支援センター)

  • 出版社 ‏ : ‎中央法規出版
  • 発売日 ‏ : ‎2023/2/16
  • 単行本 ‏ : ‎167ページ

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Written by

今井 靖之

findgood編集者、ライター。

大手電機メーカーで半導体電子部品のフィールドアプリケーションエンジニア、インターネットサービスプロバイダのプロモーションやマーケティングに従事。以後フリー。

身内に極めて珍しい指定難病者を抱える。

神奈川県川崎市在住。サブカルヲタク。「犬派?猫派?」と聞かれたらネコ派、猫同居中。