【内容情報】(出版社より)
1970年代後半に自閉症児をもつ家族が自然発生的に集まり、セルフヘルプグループを形成した。このグループは誰が言い始めたか「どろんこ」と呼ばれるようになった。1979年の養護学校義務制以前からの活動だが、当時重度の自閉症障害のある幼児はどこの幼稚園・保育所ともに積極的に受け入れを了承することは稀であった。そのような情勢の中で重度の自閉症児をもつ親たちは土曜日の午後に集まり、お互いの近況を報告し、日々の療育疲れをリフレッシュする障害児同伴のレスパイトケアとして機能し始めた。この「どろんこ」はそのような家族と5人+1名の6人の子どもたちの記録とその思い出である。
- 出版社 : Independently published
- 発売日 : 2023/2/26
- ペーパーバック : 152ページ