【内容情報】(出版社より)
これから社会に出る(出たばかり)の若い人の立場・生活を踏まえ、社会保障制度を解説。若者が社会に出てから自分の身を守る事ができるように、実生活に即して身に付けられる社会保障制度に関する知識を網羅。また、章末に「遺族保障」「介護離職」「パワハラ」「雇い止め」「待機児童」など、誰にでも起こりうる日常問題を会話形式でわかりやすく解説したコラムを掲載。学生時代も社会人になってからも役立つ一冊。
【目次】
まえがき
序 章 社会保障とはどのような仕組みだろうか
1 日本の社会保障は社会保険が中心
2 日本の社会保障の全体像
3 働く人を守る基本的な仕組み
第1章 年金の仕組み――年をとるなどして働けなくなったとき
1 年金は貯金ではなく保険
2 どのような時に年金を受け取れるのだろうか
3 誰がどのような種類の年金制度に加入するのだろうか
4 保険料はどれぐらいの負担になるのだろうか
5 年金制度は全体としてどのような仕組みなのだろうか
6 少子高齢化の影響を受ける年金財政
第2章 医療保険の仕組み――病気になって働けなくなったとき
1 どの医療保険に加入するのだろうか
2 医療保険ではどのような給付を受けられるのだろうか
3 保険料はいくらかかるのだろうか
4 高齢者の医療制度はどのような仕組みだろうか
5 公費負担医療にはどのようなものがあるのだろうか
6 医療費の推移はどうなっているのだろうか――保険料や公費の負担を過大なものとしないための対策は
7 医療を提供するための仕組みはどうなっているのだろうか
第3章 介護保険
1 介護保険がつくられた背景日本の社会保障の歴史
2 介護保険はどのような時に給付を受けられるのだろうか
3 介護保険にはどのような給付があるのだろうか
4 介護保険の財源
5 地域包括ケアシステムとはどのような仕組みだろうか
第4章 社会福祉と生活保護の仕組み
1 社会福祉制度はどのように発達してきたのか
2 障害福祉はどのような仕組みだろうか
3 児童福祉はどのような仕組みだろうか
4 生活保護はどのような仕組みだろうか
5 重要さを増しつつある地域福祉
第5章 労働基準法・労災保険
1 働く人を守る法律の仕組み――民法と労働法
2 差別の禁止
3 賃 金
4 労働時間
5 休むことの保障
6 安全衛生と労災補償
7 労災保険
8 労働基準法で守ってもらえる「働く人」はどこまでか
第6章 労働契約・雇用保険
1 採用内定
2 契約上の権利と義務
3 就業規則
4 使用者の権利とその制約
5 雇用関係の終了
6 雇用保険
7 非正規雇用
8 家庭と仕事の両立
第7章 少子化対策――子どもを授かった時・子育てに悩んだ時の支援
1 少子化の状況
2 これまでの少子化対策
3 出産・育児についてどのような支援があるのだろうか
4 少子化対策の課題――どうして少子化に歯止めがかからないのだろうか
終 章 これからの社会保障
1 雇用の変化への対応
2 新型感染症への対応
3 働く女性を支える社会保障へ
4 家族の縮小にどう対応するのか――家族ベースのままにするか・個人ベースにするか
5 社会的孤立への対応
6 子どもを大切にする社会へ
7 分かりやすい社会保障へ
あとがき
困った時の主な相談先
索 引
ふくろう先生のケーススタディ
1 遺族保障――友達のお父さんが亡くなった!
2 病気やケガの保障――大ケガをして働けなくなった!
3 家族の介護――お母さんの同僚が介護離職しそう!
4 長時間残業――毎日遅くまで残業で心配だよ!
5 ハラスメント――うつ病になって仕事を辞めたらどうなる?
6 自営業と労働者――どんな働き方がよいのか フリーランスという選択
7 非正規雇用――バイト先の先輩が雇い止めされそう!
8 出産と育児の支援――子どもが生まれるけど不安だよ!
- 出版社 : ミネルヴァ書房
- 発売日 : 2023/3/22
- 単行本(ソフトカバー) : 244ページ