【内容情報】(出版社より)
月刊薬事2023年4月号(Vol.65 No.5)
【特 集】こんな時どうする? 5W2Hで学ぶ 抗うつ薬の使い方
企画:堀 輝(福岡大学医学部精神医学教室)
抗うつ薬は頻用薬でありながら、併存疾患や患者背景がさまざまであることからも、その介入・提案がわかりにくいと感じる場面も多いのではないのでしょうか。
本特集では、患者背景別の抗うつ薬の使い方について5W2H(いつ、どのような場面で、どのような症状に、選択薬とその理由、どうやって使うのか、いくらで)などの要素に分解し、医師の治療方針や服薬管理のポイントを実践的な内容でわかりやすく解説します。
■特集にあたって
・・・堀 輝
■総 論
〇抗うつ薬治療を開始する場面やその重要性、意義
・・・加藤 正樹
■5W2Hで学ぶ 抗うつ薬の使い方
〇うつ病
・・・櫻井 準
〇不安症
・・・山田 恒
〇不眠症に対する鎮静系抗うつ薬
・・・高江洲 義和
〇高齢者――うつ病、認知症とその前駆症状
・・・前嶋 仁、馬場 元
〇児童・思春期
・・・稲垣 貴彦
〇自殺予防
・・・増田 将人、衞藤 暢明
〇がん医療における抗うつ薬の選択
・・・上村 恵一
〇妊娠・授乳期
・・・菊地 紗耶、小林 奈津子、木村 涼子、富田 博秋
〇疼痛管理
・・・橋本 哲、園畑 素樹
〇身体疾患合併症例
・・・菅原 裕子
〇むしろ抗うつ薬開始を躊躇すべき状態、病気
・・・丸木 拓、村尾 昌美、坪井 貴嗣
〇自動車運転を考慮した抗うつ薬の使い方
・・・岩本 邦弘
■薬物相互作用
〇抗うつ薬の薬物相互作用
・・・鬼木 健太郎、猿渡 淳二
■Topics
〇精神科薬剤師からみた多職種連携の勘所
・・・井手 健太、門田 善法
〇精神科領域のリエゾン
・・・井上 真一郎
【連 載】
◆モダトレ2 迷わず描けよ。描けばわかるさ。[19]
発作性上室頻拍(PSVT)を理解しよう!
・・・梶原 洋文
◆総合診療医が教える。外来薬物療法ケースカンファレンス[14]
NSAIDs過敏症の方に比較的安全に処方できる鎮痛薬は?
・・・石井 義洋
◆型が身につく薬物動態学[15]
くすりの母乳中への移行
・・・田川 菜緒
◆エビデンスガール EBM愛が患者を救う![12]
RCTその3――Step4(結果の適用)を考える
・・・高垣 伸匡
◆〔*短期連載〕児童精神科医が伝えたい 子どものメンタルヘルス[1]
児童思春期に効果を認めない抗うつ薬たち
・・・宇佐美 政英
◆多職種によ~く伝わる 薬学的思考を活かした診療録記載のまとめ方[28]
チーム活動に関連した記載(NST)
・・・佐古 守人
◆添付文書からRMP、審査報告書まで 新薬ななめ読み[30]
モイゼルトⓇ軟膏 0.3%、1%(ジファミラスト)
・・・谷藤 亜希子
◆病態・症状から紐解く! 病棟エマージェンシーファイル[15]
頭痛の患者にあったら
・・・繁田 知之/佐々木 陽典/荒井 一歩
◆迷わず判断デキる! フローチャート薬物治療[12]
外傷の感染予防①~開放骨折~
・・・佐野 邦明
◆ケースでわかる処方箋のチェックポイント 外来・薬局感染症学[12]
腎機能低下患者/肝機能低下患者
・・・古久保 拓/枦 秀樹
◆ジャーナルクラブの広場
・・・齊藤 順平/鈴木 大介/桑原 秀徳/大久保 綾香/Kaitlyn Elliott、Lisa Holle、鈴木真也/木村 友絵、木村 利美
※連載「エビデンスガール EBM愛が患者を救う!」は休載いたします。
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さらに、薬学教育、医薬品研究開発や臨床現場での相互連携に欠かせない情報なども盛り込んでお届けします。
- 出版社 : じほう
- 発売日 : 2023/4/1
- 雑誌 : 196ページ