【内容情報】(出版社より)
2021年度からスタートした新たな教育カリキュラムに対応!
①精神障害及び精神保健福祉の課題を持つ人に対するソーシャルワークの過程を理解する。
②精神障害及び精神保健福祉の課題を持つ人と家族の関係を理解し、家族への支援方法を理解する。
③精神医療、精神障害者福祉における多職種連携・多機関連携の方法と精神保健福祉士の役割について理解する。
④ 精神保健福祉士と所属機関の関係を踏まえ、組織運営管理、組織介入・組織活動の展開に関する概念と方法について理解する。
⑤個別支援からソーシャルアクションへの実践展開をミクロ・メゾ・マクロの連続性・重層性を踏まえて理解する。
⑥精神保健福祉分野以外における精神保健福祉士の実践展開を理解する。
【目次】
はじめに
序章 精神保健福祉分野のソーシャルワークの独自性
1. 精神保健ソーシャルワーカーと精神保健福祉士
2. ソーシャルワークにおける価値
3. 精神保健ソーシャルワークの包括的な視点
4. 精神保健ソーシャルワークの独自性
5. 精神保健福祉士のアイデンティティ
6. 精神保健福祉士の課題
コラム ソーシャルワークのわかりにくさ
第1章 対象者へのまなざし─利用者のリカバリー支援に向けて
1. 精神障害者支援のパラダイム変換
2. 精神保健ソーシャルワークにおける主体性の尊重
3. 日本の精神保健ソーシャルワークの課題
コラム 利用者との仲間体験
第2章 ソーシャルワークの価値前提と原則
1. ソーシャルワークの価値前提と原則
2. ソーシャルワークの原則
3. 人と環境の相互作用の視点
コラム 現場実習は「宝の山」
第3章 出会いから支援関係形成までの実際
1. ソーシャルワークの2つの過程
2. アウトリーチからプランニングまでの実際
3. クライエント─ ワーカーの関係過程
コラム できないながらもなんとか続けています。
第4章 支援の実施から終結に至るまでの実際
1. 介入から終結までのプロセス
2. 介入戦術の実際
3. モニタリングとエバリュエーション
4. 終結(ターミネーション)の諸問題
コラム 畑のソーシャルワーク
第5章 面接技法および支援関係の展開と自己決定への支援
1. 支援関係と面接
2. ケースワークの技術
3. 支援関係の展開
4. 自己決定への支援
コラム 精神保健ソーシャルワークの仕事と利用者の人たちからの要請
第6章 家族への支援の実際
1. 精神障害者を抱える家族の状況
2. 家族へのソーシャルワーク介入とその実際
3. 精神保健福祉士の家族支援の課題
コラム 家族内コミュニケーションの交通整理
第7章 医療機関・地域における集団支援
1. 精神保健福祉分野のグループワーク
2. グループワークの理論と原則
3. グループワークのプロセス
4. セルフヘルプグループへの支援
コラム 精神科デイケアという「場」
第8章 精神保健福祉における多職種連携・チームアプローチ
1. チームアプローチの意義と目的
2. 多職種連携の方法と精神保健福祉士の役割
3. 事例分析
コラム 大切なことを教えてくれるのは……。
第9章 精神保健福祉におけるコミュニティワーク
1. コミュニティワークの意義と原則
2. コミュニティワークとコミュニティソーシャルワークのプロセス
3. 精神保健福祉におけるコミュニティワーカーとは誰か
4. 社協が行うコミュニティワークとコミュニティソーシャルワーク
5. 地域を単位とした支援活動の実際
コラム ひきこもりへの支援は地域全体で
第10章 組織の中で働く精神保健福祉士
1. 組織と精神保健福祉士
2. ソーシャルアドミニストレーションの概念
3. 組織変革のモデルとその限界
コラム 時には飛び込んでみることが道を開く
第11章 精神保健福祉分野のケアマネジメントの実際
1. ケアマネジメントの理論
2. 精神保健福祉分野のケアマネジメント
3. ケアマネジメントのプロセス
4. ケアマネジメントの課題
コラム 障害者ケアマネの展開と脱施設化の現在
第12章 ソーシャルワーク実践の基盤と社会からの要請
1. ソーシャルワーク実践と援助技術の基盤
2. ソーシャルワークの専門性と社会
3. 精神保健福祉士の新しい展開
コラム 「プラス1」の行動から生まれるソーシャルワーク
キーワード集
索引
- 出版社 : 弘文堂
- 発売日 : 2023/6/12
- 単行本 : 292ページ