Last Updated on 2025年12月26日 by 菅間 大樹
誰もがeスポーツを楽しめる社会へ:注目のJESU主催企画
JESUが主催する企画の中でも、特に注目されるのは、障がいを持つ方々や高齢者の方々がeスポーツに参加する可能性を探るセミナーやパネルディスカッションです。
障がい者eスポーツ入門セミナー
2026年1月10日(土)17:15から18:00には、「障がい者eスポーツ入門」と題したセミナーが開催されます。このセミナーでは、一般社団法人ユニバーサルeスポーツネットワーク代表理事であり、日本eスポーツ協会の医事委員も務める田中栄一氏が登壇します。障がいを持つ方々がeスポーツを通じて社会とつながり、新たな可能性を見出すための具体的な取り組みや、その意義について学ぶことができるでしょう。
eスポーツ×高齢者福祉の現在地~ゲーマー世代が後期高齢者になる未来へ向けて~
2026年1月9日(金)11:15から12:00には、「eスポーツ×高齢者福祉の現在地~ゲーマー世代が後期高齢者になる未来へ向けて~」をテーマにしたパネルディスカッションが行われます。神奈川県 文化スポーツ観光局 非常勤顧問 eスポーツアドバイザーの澤 紫臣氏、株式会社セガ グローバルeスポーツ推進部の正廣 康伸氏、神奈川工科大学 情報メディア学科 教授の鈴木 浩氏、eSocial Cue株式会社代表取締役/社会福祉法人北杜 作業療法士の若狭 利伸氏、そしてMATAGI SNIPERSのmark25氏といった多岐にわたる分野の専門家やプレイヤーが登壇し、高齢者福祉におけるeスポーツの役割や未来について議論を深めます。ゲームを通じて高齢者の心身の健康維持や社会参加を促進する可能性に期待が高まります。
アンチ・ドーピングで実現するクリーン&フェアなeスポーツ2026
eスポーツの公平性と健全な発展を目指し、2026年1月10日(土)16:30から16:45には、「アンチ・ドーピングで実現するクリーン&フェアなeスポーツ2026」セミナーが開催されます。JESU医事委員会委員長であり、日本陸上競技連盟医事委員会副委員長でもある山本宏明氏と、「ストリートファイター6」のJESUプロライセンス保有選手で第19回アジア競技大会日本代表のマゴ氏が登壇し、eスポーツにおけるアンチ・ドーピングの重要性について解説します。
国際交流とイベント概要
JESUは協力企画として、2026年1月10日(土)14:30から15:30には「海外交流企画」も実施します。人気対戦格闘ゲーム「鉄拳8」を使用し、東京と海外の学生による交流試合が会場内ステージで行われる予定です。
「東京eスポーツフェスタ2026」は、eスポーツ競技大会、関連産業展示会、セミナー・学習企画など、多角的な視点からeスポーツの魅力を伝えるイベントです。
開催概要
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日程: 2026年1月9日(金)~11日(日)
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会場: 東京ビッグサイト南1・2ホール(江東区有明3-11-1)
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公式サイト: https://tokyoesportsfesta.jp
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動画配信: YouTube、ニコニコ生放送、OPENREC.tv、Twitch など
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入場: 無料(※1月9日(金)は事前の来場登録が必要です)
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主催: 東京eスポーツフェスタ2026実行委員会
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東京都
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(一社)日本eスポーツ協会
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(一社)コンピュータエンターテインメント協会
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(一社)日本オンラインゲーム協会
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(株)東京ビッグサイト
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日本eスポーツ協会(JESU)は、日本国内のeスポーツの普及と発展、そしてその振興を目的に活動しており、競技タイトルの公認や選手のプロライセンス発行、国際大会への選手派遣など、多岐にわたる取り組みを通じてeスポーツの認知向上と選手の活躍の場の拡大を目指しています。
今回の「東京eスポーツフェスタ2026」におけるJESUの企画は、eスポーツが単なる競技に留まらず、社会の多様な側面、特に福祉分野において新たな価値を生み出す可能性を示しています。障がいのある方々や高齢者の方々がeスポーツを通じて、より豊かな生活を送るためのきっかけとなることを期待します。

