Last Updated on 2025年12月25日 by 菅間 大樹

『MONEY DOCTOR 2025 日本ゴールボール選手権大会』開催!男女ともに初の日本一が誕生

2025年11月22日(土)・23日(日)に所沢市民体育館にて、『MONEY DOCTOR 2025 日本ゴールボール選手権大会』が開催されました。無料FP相談サービス「マネードクター」を運営する株式会社FPパートナーが冠スポンサーを務めるこの大会は、ゴールボールのクラブ日本一を決める国内最高峰のイベントです。今年は激闘の予選を勝ち抜いた男子・女子各6チームが、栄光の座を目指して熱戦を繰り広げました。

初の日本一に輝いたチームたち

経験豊富なベテランチームと、果敢に挑む新勢力がぶつかり合い、予測不能な展開が続いた本大会。観客は最後まで緊張感に包まれながら試合を楽しみ、会場は大きな盛り上がりを見せました。

激戦の末、男子の部では「所沢サンダース」、女子の部では「Merveilles(メルベイユ)」が、ともに初の日本一という輝かしい栄冠を掴みました。優勝チームには、大会名を記したオリジナルデザインの優勝記念Tシャツが副賞として贈呈されました。

オリジナルTシャツを着用した優勝チームとの記念撮影
オリジナルTシャツを着用した優勝チームとの記念撮影(左:所沢サンダース、右:Merveilles)

新設「チーム賞」と個人賞

今大会から新設された「チーム賞」には、男子の部から「ゴールデンスターズ」、女子の部から「Shiny One(シャイニーワン)」が選ばれました。この賞は、試合中の声かけや情報共有、困難を乗り越える団結力、キャプテンシーなど、チームの一体感や誠実さが評価されたものです。

チーム賞を受賞したチームとの記念撮影
チーム賞を受賞したチームとの記念撮影(左:ゴールデンスターズ、右:Shiny One)

また、個人賞として以下の選手が表彰されました。

MVP

MVP受賞の高橋利恵子選手と宮食次行選手
高橋利恵子選手(Merveilles)と宮食次行選手(所沢サンダース)

MVP受賞者には、記念トロフィーと副賞が贈呈され、トロフィーには後日、チーム名と選手名が点字刻印される予定です。

敢闘賞

敢闘賞を受賞した安室早姫選手と前田綸太郎選手
安室早姫選手(チーム附属)と前田綸太郎選手(スーパーモンキーズ)

攻守ともに活躍を見せた2名が選出されました。

最多得点賞

最多得点賞を受賞した金子和也選手と新井みなみ選手
金子和也選手(ゴールデンスターズ)と新井みなみ選手(Merveilles)

他を圧倒する攻撃力で、2日間を通して最多得点を獲得しました。

最終順位・個人賞一覧

最終順位・個人賞一覧

ゴールボールとは

ゴールボールは、第二次世界大戦で視覚に障がいを負った軍人のリハビリ用として考案され、パラリンピックの正式種目となっている競技です。選手は視力の程度に関わらず「アイシェード」というゴーグルを使用し、視界を閉ざした状態でプレイします。鈴入りの専用ボールの音を頼りに攻守を繰り返し、得点を競い合います。ボールの動きを読む上で「音」が非常に重要なため、競技中は選手だけでなく観客も静かにすることが求められ、「静寂の格闘技」とも呼ばれています。

ゴールボールの普及と発展への貢献

株式会社FPパートナーは2019年より継続して、この日本ゴールボール選手権大会の冠スポンサーを務めています。今大会では、首都圏を中心とした各拠点から8名の社員がボランティアスタッフとして参加し、勝利チームへのインタビューや選手紹介アナウンスなどを担当しました。

2025日本ゴールボール選手権大会は、女子予選大会、男子予選大会、本大会を通じて総勢130名を超える一般ボランティアの協力のもと開催され、老若男女問わず多くの来場者が会場を訪れました。

日本ゴールボール男子代表は、2024年9月のパリで開催された国際大会で初の金メダルを獲得し、その後も2025年4月にドイツで開催された「Goalball Nations Cup Berlin 2025」で銀メダルを獲得しています。女子代表も、2025年10月の「2025 IBSA Asia Pacific Championship」で銀メダルを獲得しており、今後の両チームのさらなる活躍に大きな期待が寄せられています。

株式会社FPパートナーは、今後も選手のサポートとゴールボール競技の普及・発展に貢献していくとのことです。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77