Last Updated on 2025年12月18日 by 菅間 大樹

デフリンピック女子サッカーで歴史的銀メダル獲得

日本経済大学女子サッカー部に所属する久住呂 文華選手(経営学部経営学科3年)が、デフリンピック女子サッカーにおいて銀メダルを獲得しました。このメダルは、デフリンピック女子サッカー日本代表にとって史上初の快挙となります。

久住呂選手は、今大会の全試合に先発出場し、予選リーグのイギリス戦では先制点を決めるなど、チームの勝利に大きく貢献しました。

デフリンピックのメダルを首にかけ笑顔の久住呂文華選手

久住呂選手は、今回のデフリンピック出場を「私にとってすべてでした」と振り返り、日本開催でありデフリンピック設立100周年という節目の大会で日の丸を背負ってプレーできたことを大きな誇りだと語っています。全試合スタメンで戦い、プレッシャーや不安を感じながらも自身の力を出し切ったと言います。

準優勝という結果には悔しさがあるものの、史上初のメダル獲得、そしてバースデーゴールや日本初得点といった忘れられない瞬間を経験しました。首にかけられた銀メダルは、11年間の努力と支えてくれた人々への感謝の重みであると感じているようです。

今後については、「次は世界一を目指し、2027年世界選手権、2029年ギリシャ大会に挑みます。これからも応援よろしくお願いします」と力強く語り、さらなる高みを目指す決意を示しました。

サッカーボールをドリブルする久住呂文華選手

太宰府市長特別表彰を受賞

デフリンピックでの銀メダル獲得という功績をたたえ、久住呂選手には太宰府市長特別表彰が贈られました。授与式は12月10日に太宰府市役所で行われ、楠田大蔵市長から表彰状が手渡されました。

楠田市長は、「メダル獲得は、本市、市民の皆さんにとっても大変な励みとなりました。これからも有意義な学生生活を送り、サッカーをはじめ、様々な分野でご活躍されることを祈念しています」と久住呂選手を激励しました。久住呂選手は、「たくさんの応援を力に変えて挑むことができました。残念ながら優勝はできませんでしたが、自分自身のプレーで勇気、パワー、夢を与えられたかなと思っています。これから小学校、中学校、いろいろな場所で感謝の気持ちを伝えていきたいです」と感謝の言葉を述べました。

太宰府市長から特別表彰を受ける久住呂文華選手

日本経済大学について

久住呂選手が所属する日本経済大学は、福岡・渋谷・神戸の3キャンパスを拠点に、経済・経営の実学に特化した教育を提供しています。世界34か国、120を超える大学と提携し、国際人の育成に力を入れています。スポーツや文化活動においても、全国や世界の舞台で活躍する学生を多数輩出しており、地域と世界に開かれた大学として歩みを進めています。

日本経済大学に関する詳細はこちらをご覧ください。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77