Last Updated on 2025年12月18日 by 菅間 大樹

リニューアルの背景

「シニアカレッジ」は、介護施設でのレクリエーションの企画・実施をサポートし、利用者様の生きがいと職員様の業務負担軽減を目指すサブスクリプション型のレクリエーション動画配信サービスです。

介護施設では、日々レクリエーションが必要とされる一方で、以下のような多くの課題が存在していました。

  • 準備に時間がかかる

  • 担当者のスキルや経験に依存する

  • 動画を選ぶ基準が属人的

  • 端末操作のために進行が止まる

特に「忙しい業務の合間に、短時間でレク動画を選び、すぐ始められること」への要望が非常に多く、今回のリニューアルではコンテンツを探す手間や準備にかかる時間を大幅に削減する「使いやすさ」の向上に注力されました。

リニューアルの主なポイント:職員様の業務効率化をサポート

1. 動画の検索機能が大幅に向上

目的の動画を素早く見つけられるよう、検索機能が改善されました。新しい画面デザインではカテゴリの視認性が高まり、「所要時間別」、「難易度別」、「要介護度別」など、介護現場での使いやすさを重視したメニュー設計により、必要なレクリエーション動画に直感的にアクセスできます。

シニアカレッジのウェブサイト画面

2. 「プレイリスト機能」と「全画面連続再生機能」を新搭載

現場の職員様から熱望されていた「プレイリスト機能」が新搭載され、動画を全画面表示したまま連続で途切れなく再生できるようになりました。これにより、毎日のレクリエーション準備時に複数の動画を選定・管理する手間や、実施中に動画を切り替える手間がなくなり、職員様の時間を劇的に短縮します。

3. 画面デザインを一新し、情報視認性を向上

サービス全体および動画再生画面のデザインが刷新されました。

  • 動画情報の一覧性向上: 再生画面では、動画の「カテゴリ」「所要時間」「対象者」「得られる効果」などの詳細情報が整理され、一目でレクリエーションの適性を判断できるようになりました。

  • 関連動画の強化: 動画視聴後、関連性の高い動画を提案する「この動画を見た人におすすめ」セクションが追加され、次回のレクリエーションのアイデア探しをサポートします。

新デザインの動画再生画面

「シニアカレッジ」導入をご検討中の介護事業所様へ

一部の事業所様にて行われた事前のテスト運用では、以下のような声が寄せられています。

  • 「“選ぶ時間”が減り、利用者と向き合う時間が増えた」

  • 「全画面連続再生は現場に必要だった機能。職員の負担が明確に減った」

  • 「新人でも迷わず使える。属人的な運営が解消できた」

「シニアカレッジ」の導入をご検討の介護事業所様は、下記ホームページをご参照ください。詳しいお問い合わせや資料請求も下記ホームページから可能です。

<シニアカレッジご紹介ホームページ>
https://senior-college.jp/

代表コメント

株式会社EEFULホールディングス 代表取締役の森山穂貴氏は、今回のリニューアルについて次のように語っています。

「レクリエーションは、単なる余暇ではなく、身体・認知・感情・社会性を支える大切なケアの一部です。その価値を支える職員の皆さまが、『迷わず使えて、続けられる』サービスに進化させたい。その思いを形にしたのが今回のリニューアルです。」

森山穂貴氏のポートレート

森山氏は2002年生まれで、東京大学社会心理学研究室に在籍しながら、株式会社emomeを創立し、次世代レクリエーション「シニアカレッジ」などの介護事業所向けSaaS事業や介護事業運営を手がけています。2025年11月には株式会社EEFULホールディングスに社名変更し、同月には初の著書『未来をつくる介護 ― 高齢化時代の新しいライフスタイル開発』を上梓しました。

未来をつくる介護の書籍表紙

  • 書名:『未来をつくる介護 ― 高齢化時代の新しいライフスタイル開発』

  • 著者:森山 穂貴

  • 発売日:2025年11月14日

  • 出版社:クロスメディア・パブリッシング

  • 価格:1,980円(税込)

  • ISBN:978-4295411550

  • Amazonリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/4295411558

株式会社EEFULホールディングスについて

株式会社EEFULホールディングスは、超高齢社会を支える持続可能なケアシステムの創造を目指し、2023年に前身である株式会社emomeを設立しました。介護事業の運営・プロデュースに加え、映像を活用したレクリエーション事業「シニアカレッジ」など、介護事業所の魅力を高める取り組みを二本柱として展開しています。

同社の基幹戦略「CCRCC(Continuing Caring Retirement Communal City)」は、「既存の街を壊さず、足りない部分だけをソフトサービスで補い、高齢期になっても暮らし慣れた地域で安心して生き続けられる環境を整える」という“未来都市”構想です。この戦略の実現に向け、エリアドミナント戦略とクロスセル戦略を組み合わせ、介護事業所のM&Aやロールアップを推進しています。さらに、介護前のアクティブシニア層を対象としたコミュニティ事業も視野に入れ、地域に根ざした包括的なケアインフラの構築を目指しています。

2025年11月に株式会社EEFULホールディングスに社名変更し、「介護を、未来を支える次の産業へ」というビジョンの実現を加速させてまいります。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77