Last Updated on 2025年12月23日 by 菅間 大樹
24時間365日寄り添うAI「やわらかネコ」が2026年1月一般公開
Livie’s Jumpは、日常的な感情整理と自己対話を支援する対話型メンタルケアAI「やわらかネコ」を2026年1月に一般公開すると発表しました。このAIは、個人利用だけでなく、法人や社会課題解決に向けた「ネコシリーズ」として段階的に展開される予定です。
対話型メンタルケアAI「やわらかネコ」とは
「やわらかネコ」は、ユーザーとの受容的な対話を通じて、利用者が自身の気持ちや考えを整理できるよう寄り添うことを目的としたAIです。LINE上のアカウントとして対話するため、専門知識を必要とせず、誰もが安心して利用できる日常的なメンタルケアツールとして設計されています。
生成AIと自然言語処理の技術にカウンセリングの手法を組み合わせることで、心温まる対話を実現。24時間365日いつでも対話でき、日々の気分や思考の整理、誰にも言えない感情の言語化、判断疲れや感情消耗の軽減といったシーンでの活用が期待されています。

これまでβ版として対話設計や安全性の検証が重ねられてきましたが、2026年1月より一般利用者向けに段階的な公開が開始されます。今後、利用状況やフィードバックを踏まえ、機能拡張や有料機能の追加も検討されるとのことです。
社会課題解決へ向けた「ネコシリーズ」
「やわらかネコ」の対話設計を基盤として、Livie’s Jumpは社会課題領域への応用展開として、以下のAIボットの開発も進めています。
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ほっと猫: 法人向けのメンタルケアボット。24時間365日利用可能で、企業内専門知識や産業医・カウンセラーへのエスカレーションなど、カスタマイズ対応も可能です。
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おぼろネコ: 認知症の方との対話を想定したAIボットです。対話モードと評価(振り返り)モードを通じて、医療・福祉分野における学習や研修を支援します。
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わがこネコ: 多様な子どもと親、または施設職員との対話を想定したAIボットです。対話モードと評価(振り返り)モードにより、対話の工夫や関わり方を学ぶための支援を行います。

これらのAIボットは、メタデータ株式会社の高精度RAGシステム「ChatBrid」を活用し、Livie’s Jumpが開発を担っています。法人向けの提供・販売はメタデータ株式会社が担当し、個人向け利用から始まった対話技術を、医療・福祉・教育といった現場での活用につなげていくことを目指しています。
「TOKYO DIGICONX 2026」で体験
本取り組みは、2026年1月8日(木)から10日(土)まで幕張メッセで開催される「TOKYO DIGICONX 2026」に出展されます。
会場では、「やわらかネコ」の体験や「ネコシリーズ」全体の紹介が予定されており、実際の対話を通じてコンセプトや活用イメージを体験できます。なお、同展示会では、メタデータ株式会社がChatBridをはじめとする生成AI関連技術や法人向けAIサービスを出展予定であり、Livie’s Jumpはその取り組みと連携する形で展示を行います。

出展ブースは以下の通りです。
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リヴィーズジャンプ (小間番号:CR-26)
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メタデータ株式会社 (小間番号:TE-59)
Livie’s Jumpについて
Livie’s Jumpは、人が自分自身の感情や思考と安全に向き合うための対話型AIの研究・開発を行う個人事業です。「気分ととのうサービスの提供」をテーマに、経験・知見・技術力を活かし、より多くの方々が日々を上機嫌で送れるようお手伝いすることをミッションとしています。個人向けサービス「やわらかネコ」の開発を起点に、社会課題解決につながるAIのあり方を探求しています。
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Livies Jump 公式サイト: https://livies.jp
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メタデータ株式会社 公式サイト: https://metadata.co.jp/

