Last Updated on 2025年12月22日 by 菅間 大樹
愛知・名古屋2026大会、市民ボランティアがグッズ開発に参画
2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会およびアジアパラ競技大会に向けて、大会を支える市民ボランティア「ONE ASIA CREW」が公式ライセンスグッズの共同商品開発会議に参加しました。この取り組みは、単にグッズを制作するだけでなく、大会を支える市民一人ひとりの視点や想いを形にすることを目指しています。

アイデアを出し合い、大会への想いを形に
2024年12月19日に名城大学 社会連携ゾーン「shake」(名古屋市)で開催された会議には、約50名のボランティアが参加しました。参加者は10グループに分かれ、個人でのアイデア出しからグループディスカッションを経て、「なぜその商品なのか」「誰に、何を伝えたいのか」といった視点で商品案を練り上げました。

議論の中では、地元愛知・名古屋の特色を生かしたアイデアや、海外から訪れる選手・観客に日本文化を伝える工夫など、大会を「モノを通じてどう伝えるか」という視点が数多く盛り込まれました。特に、アジアパラ競技大会に参加する多様な人々にとって、日本の文化を感じられるグッズは、きっと良い思い出となることでしょう。
日常性と日本文化を兼ね備えたアイデアが選出
最終的な投票では、「ガチャ」「扇子」「入浴剤」といった、日常的に使えるものと日本文化の要素を兼ね備えたアイデアが上位に選ばれました。会議では、京都から参加した学生ボランティアもおり、世代や地域を越えた活発な意見交換が行われ、終始熱量の高い議論が交わされました。

大会組織委員会およびライセンシング事務局は、今回寄せられた意見やアイデアを今後の商品開発に生かし、2026年6月以降を目途に、具体的な商品化の発表を目指して取り組んでいく予定です。市民の皆さんの温かい想いが込められた公式グッズが、大会をさらに特別なものにするでしょう。

