窓ガラスがキャンバスに!「キットパス」がパリを魅了した体験価値
「メゾン・エ・オブジェ」の会場では、「キットパス」の最大の特徴である「ウィンドウアート」のライブペインティングが連日行われ、多くのバイヤーやデザイナー、そして子どもたちの足を止めました。透明なアクリルパネルが鮮やかな色彩で彩られていく様子は、来場者の関心を集め、「おうちの窓に描けることが魅力」「消せるからこそ、失敗を恐れずに描けるのが素晴らしい」といった声が聞かれました。
「キットパス」は単なる筆記具ではなく、空間を演出し、人々の創造性を解き放つ「体験型アート」としての価値が、芸術の都パリで高く評価されました。

お米から生まれた、人にも環境にもやさしいサステナブルな筆記具
誕生から20年を迎えた「キットパス」は、「人にも環境にもやさしい」ことを追求し、主成分をお米のワックス(ライスワックス)へと進化させてきました。今回の出展では、このサステナブルな背景も大きな注目を集めました。

- ボーダーレスな楽しさ: 子どもたちの「楽がき」から、プロのアーティストによる「キットパスウィンドウアート」、さらには高齢者施設のレクリエーションまで、世代や国籍、言語の壁を越えて心を通わせる「キットパス」の可能性が提示されました。
- 環境への配慮: 廃棄される米ぬかから抽出したワックスを使用している点は、環境意識の高い欧州市場で深い共感を呼びました。
「皆働社会」を目指す日本理化学工業の挑戦
1937年の創業以来、日本理化学工業は障がい者雇用を軸とした「皆働(かいどう)社会」の実現を掲げています。現在、全社員の約7割が知的障がい者であり、製造ラインのほぼすべてを職人の働きで支えている企業です。その象徴的商品である「キットパス」は、窓ガラスなどの平滑面に鮮やかに描け、濡れた布で簡単に消せるという特徴を持っています。
20周年を迎えた「キットパス」の今回の「メゾン・エ・オブジェ」出展は、「体験価値」を世界へ届ける決意をもって臨まれました。環境と人にやさしいサステナブルな素材へのリニューアルを経て、感度の高い欧州市場に向けて「描く楽しさ」と「共生社会の哲学」を同時に発信しました。

言葉の壁を越えた「ライブペインティング」と世界展開への手応え
展示会場では、ガラス窓をイメージした大きなアクリルをキャンバスにしたライブペインティングが実施され、多くの来場者が足を止め、感嘆の声を上げました。来場者からは「こんなにスムーズに描けて、簡単に消せるなんて信じられない」「子供たちの創造性を育む、素晴らしいエデュケーショナル・ツール」といった評価が聞かれました。

欧州、アジア、北米など多国籍なバイヤーとの商談を通じ、日本が誇る「楽がき文化」が世界共通の喜びであることが再確認されました。
担当者は、「すでにキットパスを知っているショップオーナーさんと話す機会が多く、確実にキットパスが浸透してきたことを実感している」とコメントしています。また、ライブペイントを通じて多くの来場者と温かいコミュニケーションが生まれ、子どもたちが目を輝かせて楽しむ姿を見て、「描くことは世界共通だと改めて実感した」と語っています。企業の理念に対する理解も示され、「メイドインジャパンのキットパス認知の高まりを感じられた」とのことです。

今回の「メゾン・エ・オブジェ」出展は、障がい者雇用を推進しながら、環境にも配慮した製品開発を行う日本理化学工業の「キットパス」が、世界のアートシーンと共生社会の実現に貢献する大きな一歩となりました。
日本理化学工業株式会社公式サイト: https://www.rikagaku.co.jp
JETRO関連情報: https://www.jetro.go.jp/events/odc/77c68b15e12b0d08.html

