Last Updated on 2025年12月26日 by 菅間 大樹
療育現場のリアルを描く話題作がKADOKAWA「カドコミ」に登場
Amazon Kindleで総ダウンロード数245万超を記録し、圧倒的な支持を集める療育保育士マンガ『エスプレッソ・コーラ～児童発達支援ももの木スクール～』が、2026年1月23日（金）より株式会社KADOKAWAのスマートフォン向け漫画アプリ「カドコミ」にて連載を開始します。
『エスプレッソ・コーラ』は、児童発達支援「ももの木スクール」を舞台に、療育の現場を描いた作品です。
「療育」とは？子どもたちの未来を支える大切な支援
「療育」とは、「治療」と「教育」を組み合わせた言葉です。障害のある子どもや発達に特性のある子どもたちが、日常生活や社会生活で直面する困りごとを解決し、将来的に自立できるよう支援することを指します。こども家庭庁の発表によると、現在、未就学児を対象とした児童発達支援や小学生を対象とした放課後デイサービスといった療育機関の事業所数は国内に約3万件存在し、利用児童数は45.7万人に上るとされています。
現場の経験から生まれた、共感を呼ぶ物語
本作の原作を手がけるのは、自身も児童発達支援管理責任者として現場で勤務経験を持つゆり子（ほっかむりゆり子）氏です。療育現場のリアルや、発達障害を持つ子どもたちが直面する困難な状況を伝えるため、エンターテインメント要素を織り交ぜて描かれています。2023年夏に発表されて以来、総ダウンロード数は245万を超え、評価は星5が総計6万件以上つくなど、読者から絶大な支持を受けています。読者の多くは教育関係者や、発達障害を持つ当事者とその保護者です。
『ニーチェ先生』のハシモト氏が作画を担当
その人気作『エスプレッソ・コーラ』の作画を担当するのは、発行部数260万部を売り上げた伝説的コンビニコメディ漫画『ニーチェ先生～コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた～』で知られる漫画家ハシモト氏です。ハシモト氏の作画によって、笑いも涙も織り交ぜた漫画作品として再始動します。
本作では、子どもの発達障害だけでなく、ダウン症やアンジェルマン症候群などの先天性遺伝子疾患を持つ子どもたちの療育にも触れており、医療マンガとしての側面も強く持っています。
専門家による医学監修で、より深くリアルに
医学監修は、新生児科・小児科専門医であり、漫画・ドラマ『コウノドリ』の取材協力でも知られる今西洋介先生（ふらいと先生）が担当します。専門家の視点から、作品のリアリティと正確性が高められています。
連載開始と制作陣からのメッセージ
連載は2026年1月23日（金）より、KADOKAWAのコミックアプリ「カドコミ」内のCOMIC BRIDGEレーベルにて開始されます。『エスプレッソ・コーラ』公式Xアカウントも本日12月26日（金）にオープンし、作品の情報が今後順次更新される予定です。
【原作：ゆり子（ほっかむりゆり子）氏のコメント】
「エスプレッソ・コーラ」がKADOKAWA様にてコミカライズ化され大変嬉しく思います。エスプレは「療育」のお話です。支援は一人でするものでなく、社会や仲間と行うもの。エスプレも頼もしいチームのもとに行くことができ、たくさん可愛がってもらえて嬉しそうです。ハシモト先生の描くエスプレは本当に面白くて可愛くて大好きです。ずっと応援してくれた古参の皆様、そしてはじめて読む皆様もどうぞ楽しんで頂けると嬉しいです！
【漫画：ハシモト氏のコメント】
療育機関が舞台の『エスプレッソコーラ』。様々な登場人物の生きる姿が読む人の心に強く訴えかけてくる、素晴らしい作品です。原作に忠実に、そしてより多くの人にお届けできるよう、心をこめて大切に描いていきます。療育って何だろう？という方も是非一度読んでみて下さい。
【監修：今西洋介（ふらいと先生）氏のコメント】
今、多くの子ども達が医療や保育だけでなく、療育という分野にも助けられています。医療や保育をテーマにした作品は多いですが、療育を題材にした作品は少ないです。子どもは命が助かればいいという時代から、子どもがどう豊かに人生を過ごしていくかに主眼を置く時代になりつつあります。本作は子ども達の療育の現場を知るのにぴったりで、きっと子ども達の色んな可能性に気づくはずです。是非手に取って読んでみて下さい。
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