Last Updated on 2025年12月19日 by 菅間 大樹

ARスポーツ「HADO」とは

「HADO」は、頭にヘッドセット、腕にセンサーを装着し、エナジーボールやシールドを駆使して戦う、新しい形のスポーツです。既存のフィジカルスポーツとデジタル技術を融合させた「フィジタルスポーツ」として、シンプルなルールでありながら高い戦略性を持ちます。チームで協力して作戦を立てる中で、思考力、協働力、判断力が自然と育まれるとされています。

「HADO」の大きな特徴は、運動が得意な人も苦手な人も、誰もが同じフィールドで挑戦できるインクルーシブなスポーツである点です。この特性により、世界39カ国で展開され、次世代のスポーツとして注目を集めています。

HADOについて詳しくはこちら

HADOプレイ中の様子

世界最大級の未来型スポーツ国際大会「the Games of the Future 2025(GOTF)」

GOTFは、リアル(フィジカル)スポーツとデジタルゲームを高度に融合させた、毎年開催される国際大会です。フィジカルとデジタルを組み合わせた「フィジタルスポーツ」の世界最高峰のプラットフォームとして広く認知されており、世界各地から次世代の選手が集まり、多様な未来型競技で争います。

GOTF 2025 Official Website
日本発ARスポーツ『HADO』のGOTF参加決定に関するニュース

HADO GOTF 2025 告知ポスター

出場チーム紹介

HADO部門には、各国・各地域の公式大会や国際大会で実績を持つ以下のチームが参加します。これらのチームは、HADOが国際競技として成立しているフィジタルスポーツであることを示す舞台となります。

  • MISTA(日本)
    HADO WORLD CUP 2025チャンピオンであり、技術的完成度の高いクラブです。規律あるフォーメーション、効率的なシールド運用、卓越したチーム連携が特徴です。
    MISTAチーム写真

  • Synergy(イギリス)
    ヨーロッパでも屈指の戦略性を誇るクラブチームで、イングランド代表HADOチームの選手で構成されています。データ分析に基づいた規律あるスタイルを確立しています。
    Synergyチーム写真

  • ATROTOS(ギリシャ)
    ヨーロッパを代表する実績あるHADOクラブであり、ギリシャ最大級の育成・トレーニング組織です。HADO WORLD CUPおよびHADO EURO CUPへの複数回出場経験を持ちます。
    ATROTOSチーム写真

  • IDK(イギリス)
    イギリスにおいて最も支配的かつ歴史あるHADOクラブの一つで、2019年の設立以来、すべてのUK Championshipを制覇しています。
    IDKチーム写真

  • ROCK(韓国)
    2024 Korea Cup優勝、HADO WORLD CUP 2025準優勝の実績を誇る、韓国のClub ROOTが誇るフラッグシップチームです。全員が韓国代表経験を持つ精鋭で構成されています。
    ROCKチーム写真

  • Idol Producer(中国)
    HADO WORLD 2v2 Global Open 2025王者であり、国際HADOシーンで急成長を遂げる注目クラブです。若く才能豊かな選手層を武器に、堅実な守備と正確な攻撃タイミングが特徴です。

現地観戦が難しい場合は、GOTF公式OTTプラットフォームを通じて、世界各国でライブ配信を視聴できます。

ARスポーツ「HADO」が目指すインクルーシブな社会

「HADO」を開発・提供する株式会社meleapは、「誰もが楽しく身体を動かし、心も体も健康になる社会」の実現を目指しています。AR(拡張現実)技術を活用し、「魔法のような体験」を生み出すことで、子どもから大人まで、年齢や運動能力に関係なく夢中になれる新感覚アクティビティを世界中で展開しています。

子供から大人までHADOを楽しむ様子

「HADO」は、障がいの有無を越えて共に楽しめるインクルーシブな体験を実現しており、東京2025デフリンピックの「みるTech」にも出展するなど、その可能性を広げています。テクノロジーの力で「身体を動かす楽しさ」「人とつながる喜び」「ワクワクと感動」を誰もが味わえる社会の実現に向けて、エンターテインメントとスポーツの可能性を追求しています。

株式会社meleapについて

関連ニュース:

世界各地から選抜されたチームが集結するGOTF 2025のHADO部門は、未来スポーツにおける国際交流、人材育成、そして競技体系の可能性をより明確にするでしょう。誰もが楽しめる次世代スポーツとして、HADOの今後の発展に期待が寄せられます。

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77