Last Updated on 2023年4月4日 by 菅間 大樹

東京都にある一般社団法人Ayumiがクラファンに挑戦しています。バリアフリー情報サイト充実のためのクラファンで、情報格差を埋めるきっかけと、障害当事者やその周りにいる方々の人生における選択肢が多くなる社会を創っていくためとのことです。

障害のある人たちがライターとして活躍中のバリアフリー情報サイトを運営中

一般社団法人Ayumiはバリアフリー情報サイトとバリアフリー認証事業を展開している会社。障害者と健常者の間での区別がなくなるほどに、不自由なくお互いが歩み寄れる社会を創ることを目指しています。

今回のクラファンでは、Ayumiが運営するバリアフリー情報サイトhttps://the-ayumi.jp/media/の拡充を目指しています。現在の情報サイトは、障害のある人たちが中心に記事を執筆中。サイト運営は1年半ほどで徐々にメディアのアクセス数が増えているものの、サイトが目指す「調べても情報が出てこないという障害を無くす」という目標にはほど遠いとのことです。

https://camp-fire.jp/projects/639144/preview?token=t1vr19rr&utm_campaign=cp_po_share_projects_preview

当事者ライターの不足と、それにより更新頻度が限られてしまっており、現在の投稿は週1回程度となっています。そのためバリアフリー情報が欲しい人や、障害当事者の日常生活に関わる情報や制度情報が欲しい人、それぞれに必要な情報が思うように届けられていない現状があります。

そこで、メディアの制作体制を整え、年間120記事の投稿を目指すというのが今回のクラファンの目的になります。

クラウドファンディングの支援をもとにに実施すること

クラファンで得た寄付によって、具体的には以下のことを実施するとのことです。

1.月に10記事は投稿(現状:月に4記事)

2.当事者ライターを3人から6人に増やす

3.校閲/校正者2名を維持

4.今まで対応できていなかった分野の記事を書く

嚥下食を提供している店舗の特集記事

車椅子でいけるデートに使うオシャレなカフェ5選!のような特集記事

医療ケア児を持つ親の課題を解決する記事

体制が整えば、現在の年間48記事が120記事制作まで可能に。また、以下の3つの解決にもつながるとのことです。

・探している情報が見つかりやすくなる

・行きたいと思っていた場所の情報が得られることでやりたいことを諦めなくて良い

・オンラインかつWEBライターとして働きたい障害当事者の雇用創出をすることができる

クラファンのリターンは11種類を用意

リターンは、3,000円(Ayumiオリジナルのステッカーを2枚セット、Ayumiバリアフリー基金ステッカーセットなど)~100,000万円(Ayumi「バリアフリー 情報サイト」と「協賛企業ページ」にて、貴社ロゴを掲載)までの11種類。なお、本プロジェクトは「All-In方式」となっており。目標金額に関わらず、2023年2月6日までに集まった金額がファンディングされます。

https://camp-fire.jp/projects/639144/preview?token=t1vr19rr&utm_campaign=cp_po_share_projects_preview

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77