Last Updated on 2021年10月16日 by 菅間 大樹
臨床検査装置開発のセルスペクト(盛岡市、岩渕拓也代表取締役)は尿に含まれる物質量から精神疾患の予兆を見つける検査キットを開発した。薬王堂ホールディングス(矢巾町)と提携し、ドラッグストアで購入、検体の提出など手軽に検査できる。コロナ禍に伴うストレスの増加が問題となる中、発症前に異変を把握することで、早期の受診や生活改善につなげる。
検査では、ストレスの負荷によって生まれ、尿で検出される物質「バイオピリン」の量を測定。この物質は約20年にわたって臨床研究が行われ、健常者を基準にすると、うつ病患者は2倍程度、統合失調症患者は4倍程度の量が検出されることが分かっている。
キットは8月中旬ごろ販売し、価格は数千円を想定している。
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7/8(木) 岩手日報