町田市にパラスポーツの新拠点「町田木曽山崎パラアリーナ」が2028年誕生予定
東京都町田市は、パラスポーツの推進に力を入れてきた自治体として知られています。この度、町田市が公募した「町田木曽山崎パラアリーナ整備・運営事業」において、総合物流事業を展開する株式会社ギオンが事業者として選定されました。これにより、2028年10月1日の供用開始を目指し、パラリンピックのレガシーを継承する新たな施設が誕生する予定です。

全国に先駆けた町田市のパラスポーツ推進
町田市は、これまでパラバドミントンやブラインドサッカーの国際・全国大会を積極的に開催し、東京2020大会では「共生社会ホストタウン」としてパラスポーツを通じたまちづくりを牽引してきました。こうした実績を背景に、旧忠生第六小学校用地の一部を活用し、最新のユニバーサルデザインを取り入れた体育館を新たなスポーツ拠点として開設します。
本事業は、民間事業者が設計・建設から携わり、パラスポーツに特化した専門施設を運営するという、全国的にも先進的な取り組みです。ギオンは代表企業として設計段階から参画し、完成後の運営・維持管理を含め、通算18年間にわたって本事業を牽引していくことになります。


施設の主な特徴:多世代交流の核となる拠点へ
新施設は、アスリートが最高のパフォーマンスを発揮できる「競技の場」であると同時に、地域住民の多岐にわたるニーズに応える多機能な拠点を目指します。
- インクルーシブな社会の体現
障がい者と健常者が共に遊べる「インクルーシブ広場」やユニバーサルデザイン設計が採用され、誰もが安心して利用できる環境が整備されます。
- 地域の健康増進(高齢者支援)
高齢化が進む日本において、地域住民の健康づくりの場としての役割も担います。トレーニングルームや多目的室では、多様なプログラムが展開される予定です。
- 防災・福祉の拠点
災害対策基本法における「指定福祉避難所」に指定される想定であり、災害時には要配慮者を優先的に受け入れる地域の安全の砦となります。 - アートと地域交流の融合
施設内にはアートギャラリーが設けられ、地元の大学や団体と協力した展示が行われることで、スポーツの枠を超えた多世代交流が促進されます。
事業概要と今後のスケジュール
総事業費は約46億円(建設費約29億円、15年間の運営費約17億円)が予定されています。事業体制は以下の通りです。
- 代表企業(運営): 株式会社ギオン
- 構成員(設計・建設): 東洋建設株式会社関東支店
- 協力企業(維持管理・工事監理): 株式会社小田急ビルサービス・株式会社集研設計
所在地は町田市山崎町1298番地1の一部、2088番地30の一部で、敷地面積は約8,700㎡、延べ床面積は約2,907㎡です。
今後のスケジュール
- 設計・建設期間: 2025年12月〜2028年6月
- 供用開始: 2028年10月1日(予定)
- 維持管理・運営期間: 2044年3月31日まで
株式会社ギオンについて
株式会社ギオンは、神奈川県相模原市に本社を置く総合物流企業です。「運ぶちから、未来をつくる」をミッションに掲げ、主軸の3PL(サードパーティロジスティクス)事業では食品を中心に幅広い物流を請け負っています。「環境」「健康」分野にも領域を拡大し、全国に100拠点以上を展開しています。
詳細については、株式会社ギオンのウェブサイトをご覧ください。
https://kk-gion.co.jp/
パラスポーツの未来を拓く新施設
町田市に誕生する新たなパラスポーツ拠点は、単なるスポーツ施設にとどまらず、地域住民の健康増進、災害時の福祉避難所、そしてアートを通じた交流の場として、多岐にわたる役割を担うことが期待されます。この施設が、誰もが自分らしく輝ける共生社会の実現に向けた大きな一歩となることでしょう。

