Last Updated on 2023年5月10日 by 菅間 大樹
【内容情報】(出版社より)
『脳に何かがあったとき』Vol.5 2021年6月号です。
「脳卒中や交通事故などで脳にダメージを負った場合に、障害が残る場合があります。」
こう聞くと「それはそうだよ」と思いますよね。
でも実際、脳にダメージを負った人が、退院してから困るケース、そして復職や復学、就労で困りごとにぶつかるケースがとても多いのです。
中には、「高次脳機能障害」や「失語症」などの診断がついていない人、お医者さんに説明を受けていない人、また、この障害のためにお医者さんの話した説明内容を記憶していないという場合もあるのです。
各月、2名の当事者に、復職、就職にあたり困ったことについて、インタビューをしています。
今回、インタビューにお答えいただいたのは、薬剤師と社会保険労務士のお二人、いわゆる専門職です。手に職と言えども、4月号に登場したすし職人の乾さんとは少し違う、専門的・技術的職業従事者(日本標準職業分類より)に該当します。専門的な知識は保たれているものの、高次脳機能障害により、これまで通りの働き方ができないという困りごとを抱えていました。しかし、そうした自分だからことできることに気が付き、専門職として新しい働き方、役割を見出していました。取材を終えての感想「できなくなったことで、迷惑をかけているだけでなく、そこから何かが生まれていることに気が付き、手を合わせたくなった」との言葉に、人はいつも誰かの役に立ちたいのだと、改めて感じました。
冊子会員という制度もあります。
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冊子会員特別サイトもあり、そこで会員限定のミニ動画などを閲覧することができます。
詳細はNPO法人Reジョブ大阪のサイトをご覧ください。
- 出版社 : NextPublishing Authors Press
- 発売日 : 2021/7/4
- オンデマンド (ペーパーバック) : 26ページ