Last Updated on 2021年2月5日 by 今井 靖之
コロナ禍で運営が難しいトラッソスに寄付金を贈呈
コロナ禍による影響でスクールの運営に難しさが生じた知的障がい児・者サッカースクールNPO法人トラッソス。その一助となればとヒュンメルが作成・発売したチャリティマスクとそのマスクを使ったチャリティイベント。今回、それらの収益30万円余りをNPO法人トラッソスに贈呈しました。
スポーツで笑顔が生まれる場所を守るため
知的障がい児・者のサッカースクールである認定NPO法人トラッソス。新型コロナウイルスにより、スクールやコーチの派遣などの事業休止が続き、厳しい活動状況を迎えていた今春。緊急事態宣言の解除に伴い、6月からはスクール活動を再開したものの、それまで3時間700円で使えていた都立体育館が感染拡大防止のため閉鎖状態に。そのため、2時間10,000円を払い、都内各地のフットサル場で練習を行うことに。スクール費用は、都立体育館の使用料に合わせて設定しているため、練習をすればするほど赤字に。スクール費を上げることで、子どもたちがスポーツをする機会を失うことには繋げたくないという想いで、トラッソスは自助努力を続けています。
こうした想いの一助となれば、と発売したのがトラッソスロゴの入ったチャリティマスク。さらに、そのニュースを知った女子フットサルの臼杵深徳選手が自らチャリティ個サルを企画。ヒュンメルも協賛して行ったイベントの収益を合わせ、トラッソスに寄付金贈呈という形で、商品を購入したり、イベントに参加してくれた皆さんの想いを届けました。
「早くトラっ子(トラッソススクール生の愛称)たちに会いたいんですが、コロナ禍でトラッソスの皆さんやチームメイトに迷惑をかけることになるかもしれないと思うとまだ会えていなくって。今回のチャリティイベントは、違う視点で考えて私ができることを、と考えて行いました」(臼杵選手)
「トラッソスのメンバーが、体を動かす喜びを感じ、仲間と触れ合う機会が続いてもらえればと思います」(吉田敏夫常務)
NPO法人トラッソス
NPO法人トラッソスは、東京都・神奈川県で知的障がい・発達障がいのある子どもや大人を対象としたサッカースクール・サッカークラブの運営などを行っている認定特定非営利活動法人。ダウン症・脳性麻痺・自閉症スペクトラム障がい(広汎性発達障がい)・学習障がい(LD)・注意欠陥・多動性障がい(ADHD)・てんかん・ウィリアムズ症候群などの特性のある子どもたちが、一緒にサッカーを楽しみながら成長しています。スポーツを通して、知的障がい児・者/発達障がい児・者と健常児・者が、お互いを認め合い、尊重し合えるコミュニティづくりを行っているサッカースクール。障がい者と健常者が共に成長できる社会を目指しています。
https://tracos.jp/
臼杵深徳選手
1996年9月17日生まれ、東京都出身。バルドラール浦安ラス・ボニータスに所属。2018-19シーズン、夢を追うためパティシエから選手に復帰した女子フットサル選手。
https://www.instagram.com/mnr.hummel/
ヒュンメル
デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」は、世界で初めてスタッド付きスパイクを開発し、1923年に誕生。革靴でサッカーをしていた当時、真っ平らな靴底にスタッドを付け、グリップ力の飛躍的向上をもたらし、今までできなかったプレーを可能にしました。そこで重過ぎるために理論上飛べないとされるマルハナバチ(ドイツ語でhummel)が努力を重ねて飛べるようになったという逸話を重ね合わせ、ブランドネーム&ロゴに採用。90年の歴史を経て、現在は“Change the World Through Sport.” をミッションに、独自のブランドストーリーを展開。新しいチャレンジを続けています。
http://hummel.co.jp
株式会社エスエスケイ
代表者:佐々木恭一
所在地:大阪府大阪市中央区上本町西1丁目2番19号
URL:https://www.ssksports.com/