「コミュニティのしごと」で社会課題に挑む
NPO法人やどかりプラスは、その日の屋根が必要な人々に対し、安心して過ごし、安定した地域生活の再構築を目指すためのシェルターを提供してきました。これらのシェルターは、居住に困難を抱えた経験を持つ当事者が主体となり、ボランティアやアルバイトなどの多層的な関わりが可能な形で運営されています。
当事者が地域に参加し、役割・居場所・つながりを得て自律的な互助関係を構築できるよう支援するとともに、シェルター支援から入居支援、入居中支援、そして死亡を含む退去支援まで一貫してつながり続ける居住支援を「コミュニティのしごと」として展開しています。この取り組みには、「孤独死」や「身寄りなし」といった社会課題の解決に向けた重要なヒントがあると考えられています。
専門家を招いたシンポジウムで新たな気づきを
今回のシンポジウムでは、専門家の知見や、各方面で支援活動をされている団体の方々が登壇し、幅広い視点での意見交換・共有を通じて、新たな気づきや学びを得られる場となることが期待されます。
基調講演
- 同志社大学社会学部 教授 永田祐氏

永田祐氏は地域福祉、権利擁護を専門とし、厚生労働省の専門家会議構成員なども務めています。地域福祉や権利擁護支援、包括的な支援体制について研究する傍ら、社会福祉士として成年後見活動も行っています。
永田祐氏 プロフィール
活動紹介・パネルディスカッション・Q&Aセッション
- 認定NPO法人 自立サポートセンター・もやい 理事長 大西連氏

大西連氏はホームレス支援、生活困窮者支援に携わり、著書に『すぐそばにある「貧困」』があります。内閣府孤独・孤立対策推進参与も務めています。
認定NPO法人 自立生活サポートセンター・もやい
- NPO法人 女性サポートAsyl 事務局長 波田地利子氏

波田地利子氏は学生時代からホームレス支援団体に参加し、NPO法人ホームレス支援北海道ネットワークを経て、2015年にNPO法人女性サポートAsylの立ち上げに従事し、現職を務めています。
NPO法人 女性サポート Asyl
- 一般社団法人 umau. 代表 中村路子氏

中村路子氏はシングルマザーとして2人の男児を育て、2020年からは「血縁のない大家族づくり」を目指す「実家よりも実家ーじじっかー」をスタートさせました。
一般社団法人 umau.
NPO法人やどかりプラスの3つのミッション
2007年に設立されたNPO法人やどかりプラスは、居住に困難を抱える方々や孤独感を抱える方々への支援に18年間取り組んできました。

理事長の芝田淳氏は、居住支援全国ネットワークの代表理事なども務め、多岐にわたる活動を行っています。
NPO法人やどかりプラス
団体が現在取り組んでいる3つのミッションは以下の通りです。
- 誰もが居住に困らない社会の実現「地域ふくし連帯保証」
保証人不在で住まいに困難を抱える方に対し、「つながり」と保証を提供する事業です。高齢者、DV被害者、ホームレス状態にある方など、多様な人々の安定した住まい確保を支援しています。 - すべてを失っても、もう一度つながれる社会の実現「なかまどうしで支え合ってくらす、やどかりライフ」
「地域ふくし連帯保証」を利用して生活する方々が互いにつながり、支え合う仕組みを提供しています。入退院の付き添い、買い物や手続きの支援など、日常生活で必要となることを仲間同士で支え合っています。
- 孤独死がゼロになる社会の実現「孤独死ゼロアクション」
孤独死は、単に死に際に看取る人がいないという物理的な現象だけでなく、「自分からの排除」、つまり自らの価値や尊厳を見失い、つながることができない状態から発生すると考えられています。人とのつながりを通じて孤独死をゼロにすることを目指し、活動を続けています。
NPO法人やどかりプラス 寄付ページ
シンポジウム参加情報
- 開催日時: 2026年2月20日(金)13:00~16:30
- 開催形式: ハイブリッド開催(会場:カクイックス交流センター 東館4F 大研修室 第4、およびウェビナー)
- 参加費: 無料
- 定員: 先着500名(会場参加は40名まで)
- 特設サイト:
https://donation.npo-yadokari.jp/symposium2026 - 参加申込URL:
https://forms.gle/Vjonn8A31H6FjvPh6
このシンポジウムは、社会課題の解決に向けた具体的なアクションと、コミュニティの持つ力を再認識する貴重な機会となるでしょう。

