Last Updated on 2020年7月1日 by 菅間 大樹

豪雨踏まえ災害時に迅速避難へ

岡山県は、災害時における障害者の避難プランとなる「サポートブック」を作成しました。
西日本豪雨の教訓を踏まえ、障害者が避難するタイミングや方法、ルートなどを家族や身近な支援者と決めておくことで迅速な行動につなげるのが狙いです。

台風や大雨、地震といった災害時に、いつ、誰とどうやって逃げるかは障害当事者にとって重要です。そこで、サポートブックでは避難時に支援してくれる人がいるかなどを記入。障害の特性をはじめとする個人情報や障害者手帳、処方箋のコピーなどの持ち出し品リスト、避難所で周囲に配慮してほしいことも書き込めるようになっています。
支援者向けに障害に応じた配慮点などをまとめた手引も作成されています。

このたびサポートブック(A6判)は2,000部、手引(A4判)は500部作成。障害者団体などに配布されるほか、県のホームページからもフォーマットを入手できます。

https://www.pref.okayama.jp/page/656522.html

Written by

菅間 大樹

findgood編集長、株式会社Mind One代表取締役
雑誌制作会社、広告代理店、障害者専門人材サービス会社を経て独立。
ライター・編集者としての活動と並行し、就労移行支援事業所の立ち上げに関わり、管理者も務める。職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修修了。
著書に「経営者・人事担当者のための障害者雇用をはじめる前に読む本」(Amazon Kindle「人事・労務管理」「社会学」部門1位獲得)がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0773TRZ77